ある感染症の予防接種を受けた二人のうち、接種の翌日に流行している地域へ出かけた人…
ある感染症の予防接種を受けた二人のうち、接種の翌日に流行している地域へ出かけた人は発症しましたが、接種から3週間後に同じ地域へ出かけた人は発症しませんでした。この違いの理由として最も適切なものはどれか。
- ⑴ 予防接種のあと免疫のしくみがはたらいて記憶細胞ができるまでには日数がかかり、その間は素早く強い反応が起こらないから。予防接種の効き目が現れるまでには、免疫のしくみがはたらいて記憶が残るための日数が必要です。
- ⑵ 予防接種で入れた物質そのものが病原体をこわすので、その物質が体内に多く残っている接種の直後ほど効き目が強いから。入れた物質が病原体を直接こわすのではなく、体の免疫のしくみを先にはたらかせておく方法です。
- ⑶ 記憶細胞は実際の病原体が体内に侵入して初めてつくられるので、接種そのものではなく流行地に着いてからの日数で決まるから。記憶細胞は予防接種で入れた物質に対してもつくられます。実際の病原体の侵入を待つ必要はありません。
- ⑷ 予防接種を受けると免疫のはたらきが体全体で一時的に低下し、数週間たってからもとの強さにもどるので、接種の直後はかえって感染しやすいから。接種によって免疫のはたらきが低下するのではなく、その病原体に備えたはたらきが新たに加わります。
解説
正解は⑴です。予防接種は、病気を起こす力を弱めた病原体やその一部を体内に入れ、免疫のしくみを先にはたらかせておく方法です。入れた物質に対する反応が進み、記憶細胞ができて体内に残るまでには、ふつう数週間の日数がかかります。接種の翌日ではこの準備がまだ整っておらず、実際の病原体が侵入しても素早く強い反応は起こりません。3週間後であれば記憶細胞ができているため、抗体が速く多くつくられ、発症を防ぐことができます。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。