ある動物に物質Xを注射すると、しばらくしてからXに対する抗体が少しずつつくられま…
ある動物に物質Xを注射すると、しばらくしてからXに対する抗体が少しずつつくられました。数週間後、同じ動物に物質Xと、この動物にとって初めての物質Yを同時に注射しました。このときの抗体のつくられ方についての説明として、最も適切なものはどれか。
- ⑴ Xに対する抗体は1回目より速く多くつくられ、Yに対する抗体は1回目のXのときと同じようにゆっくり少しだけつくられる。1回目に入った物質については記憶が残るため二度目は速く多く反応しますが、初めての物質には一次応答と同じ反応が起こります。
- ⑵ Yに対する抗体だけが速く多くつくられ、Xに対する抗体は1回目につくられた分が残っているため、新たにつくられる量はごくわずかになる。初めて入ったYに対して速く多く反応することはありません。二度目のXに対しては、逆に抗体が速く多くつくられます。
- ⑶ Xに対する抗体もYに対する抗体も、1回目のXのときと同じ速さでゆっくり少しずつつくられ、2回目であっても1回目と同じ結果になる。二度目の反応が1回目と同じだという誤解です。記憶が残っている物質に対しては、抗体が速く多くつくられます。
- ⑷ Xに対する抗体もYに対する抗体も、同じ動物に同時に入ったので、どちらも1回目のXのときより速く多くつくられる。同時に入れば同じ反応になるという誤解です。速く多くつくられるのは、以前に入って記憶が残っている物質に対してだけです。
解説
正解は⑴です。ある物質が初めて体内に入ったときは、抗体がつくられ始めるまでに時間がかかり、量も多くなりません。ところが同じ物質が再び入ると、1回目の反応に関わった細胞が記憶細胞として残っているため、抗体が速く多くつくられます。この問題では、Xは2回目なので速く多く、Yは初めてなので1回目のXと同じようにゆっくり少しだけつくられます。同じ疾患に二度かかりにくいのは、この記憶のしくみによるものです。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。