問4 下線部分国際秩序について,20 世紀前半における国際秩序について述べた次の…
次のⅠ・Ⅱについて,後にある問1 ~問8 に答えよ。 Ⅰ 次の文章について,後にある問に答えよ。 第一次世界大戦で植民地からも数多くの兵が徴兵されたことなどを背景として,大戦後に各 地で民族運動が高揚した。ヨーロッパ各国は資金調達のため戦時公債を発行し,大戦を経て各 国の経済状況は大きく変化した。アジアでは日本が輸出を拡大し,戦勝国となったアメリカ合 衆国は繁栄の時代を迎えた。また,国際秩序も大きく変化し,国際協調体制の構築が図られた。
問4 下線部分国際秩序について,20 世紀前半における国際秩序について述べた次のア~ウを 年代の古い順に正しく並べたものを,下の1 ~4 のうちから一つ選べ。
- 1 ア→イ→ウウの三国協商と三国同盟の対立は第一次世界大戦前の20世紀初頭の構図で、大戦後の講和や国際連盟加盟であるア・イより早い時期の出来事です。
- 2 イ→ウ→アアのヴェルサイユ条約(1919年)はイのロカルノ条約(1925年)より前の出来事で、ウの三国協商・三国同盟の対立はさらにその前の第一次世界大戦前の構図です。
- 3 ウ→ア→イウの三国協商・三国同盟の対立(大戦前)→アのヴェルサイユ条約(1919年)→イのロカルノ条約(1925年)の順になります。
- 4 ウ→イ→アアのヴェルサイユ条約(1919年)はイのロカルノ条約(1925年)より前の出来事なので、ア・イの順序が逆になっています。
解説
正解は3です。アのドイツが海外植民地を放棄し巨額の賠償金を課せられたのは1919年のヴェルサイユ条約によるものです。イのルール占領後に結ばれた集団安全保障条約は1925年のロカルノ条約で、これによりドイツは翌1926年に国際連盟へ加盟し国際社会に復帰しました。ウのイギリス・フランス・ロシアによる三国協商とドイツを中心とする三国同盟の対立は、第一次世界大戦前の20世紀初頭にすでに形成されていた構図です。したがって年代の古い順はウ→ア→イとなります。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00018.htm)を加工して作成