問8 生徒Xと生徒Yは,資料6 ~8 について調べ,次のようなまとめを作成した。…
次のⅠ・Ⅱ・Ⅲについて,後にある問1 ~問8 に答えよ。 Ⅰ 次の資料1 ~3 についての問に答えよ。 資料1 トラファルガー広場での,女性参政権を求める集会(1908 年) 資料2 天安門広場での五・四運動(1919 年) 「国民大会」と書かれた横断幕 資料3 上野公園でのメーデー(1920 年) 「労働」と書かれた旗 ©National Portrait Gallery,London/amanaimages Ⅱ 次の資料4 ・5 についての問に答えよ。 資料4 世界の工業生産高に占める各国の比率(%) (注) 1913 年のソ連の数値はロシア帝国時代のものである。 資料5 1933 年におけるアメリカ合衆国大統領の就任演説の一部 最大の優先課題は,国民を職に就けることである。賢明かつ勇敢に取り組めば,この問題 は解決不可能ではない。戦時の非常事態への対処と同様に,政府自体が直接雇用すれば, ある程度は達成し得る。 アメリカ合衆国は,X~Zの時期を通じて比率が上昇し続けている。 イギリスは,X~Zのいずれの時期においても,世界で2 番目に比率が大きい国である。 ソ連は,Zの時期の比率ではドイツやフランスを上回っている。 4 日本は,Xの時期と比べるとYの時期では比率が上昇したが,Zの時期には下降した。 Ⅲ 次の会話文と会話の後に生徒が見つけてきた資料6 ~8 についての問に答えよ。 会話文 生徒X: 『鬼滅の刃』という漫画を読ん だら面白かったな。 生徒Y: 私は映画も見たよ。主人公の炭 治郎が好きだな。 生徒X: 名前に「炭」という字が入るの は,珍しいよね。 生徒Y: 漫画の第一話で,主人公が炭を 担いで町へ売りに行くシーンが あるから,きっと燃料の炭(木 炭)を作る仕事の家に生まれた のだろうね。 生徒X: でも,漫画の舞台は大正時代 だったよね。この時代になって も日本や欧米でも炭や薪 を使う ことはあったのかな。 生徒Y: 実際の日本や欧米のエネルギー 事情はどうだったのだろう。 漫画 『鬼滅の刃』 (第一話) 資料6 東京の浅草のようす(1920 年) 電柱と電線 電球 (©吾峠呼世晴/集英社) 資料7 アメリカ合衆国の家庭での電気機器 の保有割合 資料8 生活必需品の購入のために使用 された通帳(1941 年) イギリス・フランス・ロシアの三国協商が成立した。 アメリカ= スペイン戦争(米西戦争)がおきた。 アフリカで多くの植民地が独立し,「アフリカの年」とよばれた。
問8 生徒Xと生徒Yは,資料6 ~8 について調べ,次のようなまとめを作成した。まとめ中の C と D に当てはまる語句の組合せとして適切なものを,下の1 ~4 の うちから一つ選べ。
まとめ 『鬼滅の刃』に描かれた炭売りへの疑問から,資料を集める中で色々なことがわかった。 漫画の舞台とされている20 世紀の前半は,欧米諸国で C がはじまった時代でも あり,日本でも生活に変化が生まれていた。1945 年の D が,ラジオを 通じて広く国民に伝えられたことは,各地にある程度の電力が普及していたことが背景 にあるとわかった。
- 1 C―大衆消費社会 D―ポツダム宣言の受諾20世紀前半の大衆消費社会と、1945年のポツダム宣言の受諾が対応します。
- 2 C―大衆消費社会 D―東京オリンピックの開会式東京オリンピックは1964年で、1945年の出来事ではありません。
- 3 C―高度経済成長 D―ポツダム宣言の受諾高度経済成長は1950年代後半からで、20世紀前半には当たりません。
- 4 C―高度経済成長 D―東京オリンピックの開会式時代の名称も、1945年の出来事も当てはまりません。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は1です。資料7のように家庭に電気製品が広まっていくようすは、20世紀前半の欧米で始まった大衆消費社会の特徴です。高度経済成長は1950年代後半からの日本の経済成長を指すので、時期が合いません。またDは1945年にラジオで広く国民に伝えられた出来事なので、ポツダム宣言の受諾を伝えた玉音放送が当てはまります。東京オリンピックは1964年のことです。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00013.htm)を加工して作成