明治の政府は、それまで日本で使われていた暦をやめ、欧米の国々と同じ暦を用いること…
明治の政府は、それまで日本で使われていた暦をやめ、欧米の国々と同じ暦を用いることに改めました。この改めが人々の暮らしにもたらしたこととして最も適切なものはどれか。
- ⑴ 七日を一まわりとする区切りが暮らしに入って日曜日が休みの日となり、季節に合わせて行われてきた年中行事の日付がずれました。太陽暦とともに七曜が用いられて日曜が休日となり、旧暦で営まれてきた行事は新暦の日付と季節がずれました。
- ⑵ 月の満ち欠けをもとに日付を数える方法がこのときに新しく取り入れられ、うるう月を置いて季節とのずれを直す方式が採られました。月の満ち欠けとうるう月による数え方は、改める前から使われていた暦のしくみで、このとき改められた側です。
- ⑶ 一日を十二の刻に分けて数える方法がこのとき定められ、日の長さに応じて一つ分の長さが季節ごとに変わる数え方が各地に広まりました。季節で長さが変わる時刻の数え方は江戸時代までのもので、この改めののちは一定の長さの時刻が用いられました。
- ⑷ 田畑の仕事の目安となる区切りがこのとき初めて設けられて、種まきや取り入れを行う日が全国で同じ日に定められました。季節の区切りは古くからあり、種まきや取り入れの日が全国一律に定められたこともありません。
解説
正解は⑴です。明治の政府は、明治五年の十二月三日を明治六年一月一日として、太陽の動きをもとにする暦へ改めました。このとき七曜も用いられるようになり、役所や学校では日曜日が休みの日と定められて、七日を一まわりとする区切りが暮らしに入り込みました。一方で、正月や節句、盆などの年中行事は、それまでの暦の日付で季節と結び付いていたため、新しい暦の同じ日付で行うと季節とずれることになりました。月遅れで行う地域が生まれたのはこのためです。
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