ある生徒が、昭和のはじめの農家の暮らしを調べるために、地域の資料館に残されている…
ある生徒が、昭和のはじめの農家の暮らしを調べるために、地域の資料館に残されている当時の農具の実物を見ることにしました。この実物を歴史の資料として使うときの扱い方として最も適切なものはどれか。
- ⑴ 道具の形やすり減った跡から作業のしかたを読み取り、いつどこで使われたかは、持ち主の帳簿や同じ時期の写真と照らし合わせて確かめます。実物は使われ方をよく伝えますが、時期や場所は語らないため、文字や写真の資料と合わせて確かめる必要があります。
- ⑵ 資料館に置かれている道具はその地域を代表する品として選ばれているので、地域のどの家でも同じ道具が使われていたものとして読み取ります。資料館の収蔵品は残ったものと寄贈されたものに偏ります。地域全体の姿をそのまま示すものではありません。
- ⑶ 実物は書かれた記録よりも確かな資料なので、同じ時期の文書と食い違うときは、文書の側が書き手の都合で書かれたものと判断します。実物と文書に上下はありません。食い違いは、それぞれが作られた目的や立場の違いから考えるべきものです。
- ⑷ 同じ形の農具が今も作られて売られているかどうかを先に調べ、売られていれば、その形は当時から変わっていないものとして年代を定めます。今売られている道具との形の似かよいは年代の手がかりになりません。道具の形は地域や用途によっても違います。
解説
正解は⑴です。道具などの実物は、文字に残りにくい作業のしかたや暮らしぶりを伝える資料です。刃のすり減り方や持ち手の摩耗からは、どのように使われていたかを読み取ることができます。ただし、実物そのものは、いつ、どこで、だれが使ったのかを語りません。そのため、持ち主の家に残る帳簿や日記、同じ時期に撮られた写真などと照らし合わせて、使われた時期や場所を確かめる必要があります。実物と文字の資料は、どちらが確かというものではなく、互いに補い合うものとして扱います。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。