明治政府は土地の所有者を定めて地券を交付し、地価を基準とする税を現金で納めさせる…
明治政府は土地の所有者を定めて地券を交付し、地価を基準とする税を現金で納めさせる改め方を行いました。この改め方が国の財政にもたらしたこととして最も適切なものはどれか。
- ⑴ 税を納める時期が収穫の後にそろえられたため、国の支出も収穫の時期に合わせて年に一度まとめて行われるようになりました。現金による納入は収穫の時期に縛られず、国の支出も年間の予算にもとづいて計画的に行われました。
- ⑵ 土地の所有者ではなく実際に耕作する人が納める形に改められ、耕作の請け負い方が変わるたびに納める人も入れ替わるようになりました。地租を納めるのは地券を受けた土地の所有者であり、耕作する人が納める方式ではありません。
- ⑶ 収穫の多い少ないによって変わっていた収入が、地価を基準とする一定額の現金の収入に変わり、毎年の見通しが立てやすくなりました。地租は地価を基準とするため、豊作や不作にかかわらず同じ額が現金で入り、財政が安定しました。
- ⑷ 米で納められた分を政府が市場で売って現金に換えるしくみが整えられ、米の値動きに合わせて国の収入が年ごとに増え減りするようになりました。地租改正はもともと現金で納めさせる方式であり、米の値動きの影響を受けにくくするための改革でした。
解説
正解は⑶です。地租改正の前、国の収入の中心は米で納められる年貢であり、その額は収穫の多い少ないに左右されました。地租改正では、土地の所有者に地券を交付し、地価を基準として定めた額を現金で納めさせる形に改めました。収穫の出来不出来にかかわらず同じ額が現金で入るため、国の収入は安定し、毎年の予算の見通しを立てやすくなりました。近代的な財政の土台となった改革です。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。