ある生徒が、戦後の食生活の移り変わりを調べるために、当時を知る人から話を聞いて記…
ある生徒が、戦後の食生活の移り変わりを調べるために、当時を知る人から話を聞いて記録に残しました。この記録を歴史の資料として使うときの扱い方として最も適切なものはどれか。
- ⑴ 語った人が実際にその時代を生きた人であることを重んじ、語りの内容を当時の出来事の記録として受け取り、同じ時期の文書とは別の場面を伝えるものとして並べます。体験者の語りにも、後から知った事柄や記憶の整理が入り込むため、そのまま出来事の記録として扱うことはできません。
- ⑵ 体験した人の見方や当時の感じ方を伝える資料として用い、後から知った事柄と自分で見聞きした事柄を区別しながら、同じ時期の新聞や統計と照らし合わせます。聞き取りは当時の見方を伝えますが、直接の体験と伝え聞きが混ざるため、他の資料との照合が欠かせません。
- ⑶ 語りを文字に書き起こした段階で文字資料になると考え、書き起こしの後は、聞き取りを行った時期や質問のしかたを離れて文章として読み取ります。資料は作成の時期や目的、脈絡を踏まえて読む必要があり、聞き取りの場面を切り離すと解釈を誤ります。
- ⑷ 同じ時期を過ごした人から広く話を集め、多くの人が共通して語った内容を当時の事実、少数の人が語った内容を記憶の取り違えとして整理します。語られた回数の多さは事実かどうかの基準になりません。少数の語りが重要な事実を伝えている場合もあります。
解説
正解は⑵です。聞き取りの記録は、その時代を生きた人の見方や当時の感じ方を伝える資料です。ただし、語られる内容には、本人が直接見聞きした事柄と、後から本や人づてに知った事柄とが混ざります。記憶は後の経験によって整えられることもあります。そのため、語りをそのまま事実として扱うのではなく、どの部分が直接の体験かを見分けたうえで、同じ時期の新聞や統計などの別の資料と照らし合わせて確かめることが必要です。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。