19世紀に工業化した国々は、原材料と製品の市場を世界に求め、世界各地が貿易で結び…
19世紀に工業化した国々は、原材料と製品の市場を世界に求め、世界各地が貿易で結び付けられていきました。この結び付きのもとで各地域が置かれた立場について述べた文として最も適切なものはどれか。
- ⑴ 工業化した国どうしの市場と原料を送り出す地域の市場は別々に築かれたため、世界の貿易は二つに分かれたまま、双方が結び付く場面は生まれませんでした。原材料と製品を通じて双方は強く結ばれており、世界各地が一つの市場に組み込まれていった点が重要です。
- ⑵ 原料を送り出す地域の側が製品の値段を決めるしくみが整えられていたため、工業化した国はその値段に従って自国の製品を売るほかありませんでした。軍事力を背景に勢力を広げた工業国の側が有利な立場にあり、原料の産地が価格を決める立場にはありませんでした。
- ⑶ 工業化した国が機械で製品を作って売る側になり、そうでない地域は原料や食料を作って送り出す側になって、両者の間で役割が分かれていきました。工業化した国が原材料の供給地と製品の市場を世界に求めた結果、地域の間に役割の分かれ方が生まれました。
- ⑷ 工業化した国は原料も自国の中で調達する方針をとっていたため、世界の各地と結び付いたのは作った製品を売る場面に限られることになりました。工業国は綿花や鉱産物などの原材料も外に求めたので、原料の調達と製品の販売の両方で世界と結び付きました。
解説
正解は⑶です。産業革命によって機械での大量生産が始まると、工業化した国は原材料を手に入れる地域と製品を売る市場を世界に求めました。その結果、工業化した国が製品を作って売る側になり、そうでない地域は原料や食料を作って送り出す側になるという役割の分かれ方が生まれました。世界各地が貿易で結び付けられた一方で、その結び付き方には大きな差が生じていたのです。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。