19世紀半ば以降、欧米諸国は中国に対して、開港場を増やすことと貿易の制限を大きく…
19世紀半ば以降、欧米諸国は中国に対して、開港場を増やすことと貿易の制限を大きく緩めることを求めました。この求めが受け入れられていったことが中国にもたらした変化として最も適切なものはどれか。
- ⑴ 中国は開港場を増やす見返りとして輸入品にかける税の率を自ら決める権限を得たため、国内の手工業を守りながら機械による生産へ移ることができました。欧米諸国の求めは軍事力を背景としたもので、中国が税率を決める権限を得たわけではありません。関税の自主権はむしろ制限されました。
- ⑵ 取引は開港場の中に限られる形が保たれたため、内陸の生産や流通は以前のまま続き、欧米の製品が中国の市場に入り込む道は開かれないままとなりました。欧米諸国が求めたのは開港場の増加と貿易制限の大幅な緩和であり、取引の範囲は開港場の外へも広がりました。
- ⑶ 欧米諸国は開港場を増やすかわりに、中国の産物を決まった値段で買い取り続ける取り決めを結んだため、中国の手工業の生産はこの時期にかえって大きく伸びていきました。欧米諸国が求めたのは製品を売る市場と原材料の確保であり、産物を決まった値段で買い支える取り決めではありません。
- ⑷ 外国の商人が取引できる港と品目の範囲が広がって欧米の製品が内陸まで入るようになり、それまでの取引の相手や人々の暮らしのあり方が変わっていきました。開港場の増加と貿易制限の緩和は取引の範囲を広げ、それぞれの国や人々の生活に大きな影響を与えました。
解説
正解は⑷です。欧米諸国は中国に対して、開港場を増やすことと貿易の制限を大きく緩めることを求めました。これが受け入れられていくと、外国の商人が取引できる港と品目の範囲が広がり、欧米の工業製品が内陸まで入るようになります。その結果、それまでの取引の相手やしくみが崩れ、人々の仕事や暮らしのあり方も変わっていきました。開港は貿易だけでなく、社会のしくみそのものを変える出来事だったのです。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。