19世紀に工業化が進んだ欧米や日本の都市では、工場で働く人々が集まって人口が短い…
19世紀に工業化が進んだ欧米や日本の都市では、工場で働く人々が集まって人口が短い期間で増えました。このことが人々の暮らしに生んだ問題と、それに対して行われた対応との組合せとして最も適切なものはどれか。
- ⑴ 工場が郊外へ移されて都心の人口が減り、空き家が増えて街が荒れたため、政府は家賃を安くおさえた住宅を都心に建て、人を呼び戻す政策をおし進めていきました。この時期の都市は人口が減るのではなく急に増えており、問題は空き家ではなく住まいの不足の方にありました。
- ⑵ 住まいや水道の整備が人口の増え方に追いつかず、汚れた水を通じて伝染病が広がったため、上下水道の敷設や衛生の行政が整えられていきました。急な人口の集中は住環境と水の衛生を悪くし、伝染病の流行を招いたため、各国は上下水道と衛生行政を整えました。
- ⑶ 住まいを建てる木材が足りなくなったため、政府は石やれんがで建てた住宅だけを認める決まりを設けて、都市に住める人の数を制限していきました。住宅の材料を定めて人口を制限する政策がとられたのではなく、実際には狭い住まいに多くの人が詰めて暮らす状態が生じました。
- ⑷ 都市に集まった人々の多くが農業に従事したため市街地の周りに田畑が広がり、政府は市街地を農地に戻す計画を立てて都市の広がりをおさえていきました。都市に集まった人々が就いたのは工場や商店の仕事で、市街地はむしろ農地を取り込んで外側へ広がっていきました。
解説
正解は⑵です。工業化が進んだ都市では、働く場を求めて人が短い期間に集まりましたが、住まいや上下水道の整備がその増え方に追いつきませんでした。そのため狭い住まいに多くの人が暮らし、汚れた水が飲み水に混じって、コレラなどの伝染病が繰り返し広がりました。この経験から各国は上下水道を敷き、衛生を扱う行政のしくみを整えていきました。近代化は暮らしを便利にする一方で、新しい問題も生んだのです。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。