ある生徒は、自分の住む町について、明治のはじめには田畑が広がっていたが、明治の中…
ある生徒は、自分の住む町について、明治のはじめには田畑が広がっていたが、明治の中ごろに鉄道の駅が置かれ、その後は駅の周りに商店や住宅が建ち並んでいったことを、市の記録から知りました。この町の変化の説明として最も適切なものはどれか。
- ⑴ 駅ができると町の人々は都市へ出て行くため、駅の周りの人口はかえって減り、空いた土地は田畑に戻されて農業の地域が広がっていきました。駅は人を送り出すだけでなく呼び込む場所でもあるため、駅の周りではふつう人口が増え、市街地が広がりました。
- ⑵ 鉄道は貨物を運ぶために敷かれたので、駅の周りには倉庫と工場だけが並び、商店や住まいは駅から遠い古い街道沿いに集められていきました。鉄道は人の輸送も担い、駅の周りには商店や住まいも集まりました。倉庫と工場だけが並ぶという決まりはありません。
- ⑶ 駅の位置は昔からの商店街の真ん中に合わせて決められる決まりだったので、駅の周りに商店が並んだのは駅が置かれる前からの姿だったことになります。駅の位置は地形や用地の都合で決まることが多く、旧来の中心から離れた場所に置かれて新しい市街地が生まれた例が各地にあります。
- ⑷ 鉄道の駅が置かれて人や物が集まる場所になったため、その周りに商店や住まいが引き寄せられ、町の中心が駅の近くへ移っていきました。駅は人と物の行き来が生まれる場所なので、その周りに商業や居住の地域が形づくられ、町の中心が移っていきます。
解説
正解は⑷です。鉄道の駅は人が乗り降りし荷物が積み降ろしされる場所ですから、駅の周りには人と物の行き来が生まれます。そこに客を見込んだ商店が開かれ、駅を使って通勤する人の住まいも増えていきます。こうして、それまで田畑が広がっていた土地に市街地が形づくられ、町の中心が古くからの街道沿いから駅の近くへ移っていきました。身近な地域の景観も、近代以降の交通の変化と結び付いて今の姿になっています。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。