工業化が進んだ19世紀の欧米では、工場で長い時間働く人々や幼い年齢から働く子ども…
工業化が進んだ19世紀の欧米では、工場で長い時間働く人々や幼い年齢から働く子どもの問題が現れ、働く時間を法律で定めたり、働く人が組合をつくったりする動きが起こりました。この歴史が現在の課題の形成に関わっている点として最も適切なものはどれか。
- ⑴ 労働組合はもともと経営者の側がつくった組織で、いまの企業が従業員の待遇を独自に決めるしくみへと受け継がれています。労働組合は働く人が待遇の改善を求めて自らつくった組織です。経営者がつくったという前提が誤りです。
- ⑵ 働く場所や職業を自分で選ぶ自由がこの時期に失われ、その後は国が人々に職業を割り当てる方式が各国に受け継がれています。近代化の中で職業を選ぶ自由はむしろ広がりました。国が職業を割り当てる方式が受け継がれたわけではありません。
- ⑶ 働く人の健康や生活を守るために社会が最低の基準を定めるという考え方が生まれ、いまの労働時間や年齢のきまりの出発点になっています。工場法や労働組合の広がりを通じて、契約の自由に任せきりにせず社会が基準を定めるという考え方が形づくられました。
- ⑷ 工場の機械が作業を担うようになって働く時間はおのずと短くなり、その後の各国では労働時間を法律で定める必要が薄れていきました。機械の導入は長時間の操業をむしろ可能にしました。労働時間の規制は必要が薄れるどころか各国に広がっていきました。
解説
正解は⑶です。19世紀の工業化は、工場で長時間働くことや幼い子どもが働くことといった問題を生みました。これに対して、働く時間を法律で定め、働ける年齢に下限を設け、働く人が集まって待遇の改善を求める組織をつくる動きが広がりました。働く人の健康や生活を守るために社会が最低の基準を定めるという考え方は、この時期に形づくられ、現在の労働時間や年齢に関するきまりの土台になっています。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。