産業革命が進んだ国では、蒸気機関を用いた鉄道と汽船が広まりました。このことが工業…
産業革命が進んだ国では、蒸気機関を用いた鉄道と汽船が広まりました。このことが工業の原料の調達と製品の輸送にもたらした変化として最も適切なものはどれか。
- ⑴ 運ぶ量が増えて港や駅での積み降ろしが追いつかなくなったため、工場は原料の産地のすぐそばへ移り、製品も同じ地域の中だけで売られるようになりました。輸送の力が高まった結果は逆で、原料の産地から遠い場所でも工場を置けるようになり、製品の売り先も広がりました。
- ⑵ 輸送にかかる日数が短くなった分だけ工場で作業する時間が延び、機械よりも人の手で仕上げる工程の割合が増えていきました。産業革命の時期に増えたのは機械による工程です。輸送の速さと手作業の割合を結び付けるのは筋の違う説明です。
- ⑶ 重い原料や大量の製品を以前より安く速く運べるようになり、原料の産地や売り先が遠くにあっても工業が成り立つようになりました。決まった時刻に大量の荷を運べる手段が現れたことで、生産の場と原料の産地や市場が離れていても結び付けられるようになりました。
- ⑷ 人や物を運ぶ手段が増えたことでかえって運賃が上がり、遠くの産地から原料を買うよりも近くで採れる材料を使う方が安くなりました。鉄道と汽船の普及によって輸送の費用は下がりました。運賃が上がったという前提が誤りです。
解説
正解は⑶です。鉄道と汽船は、風や水の流れに頼らず決まった時刻に大量の荷を運べるため、石炭や鉄鉱石のような重い原料も遠くの産地から工場へ安く運べるようになりました。できあがった製品も遠い市場へ送れます。その結果、原料の産地と製品の売り先が離れていても工業が成り立つようになり、工業化した国は世界の各地と原料や製品のやり取りで結び付いていきました。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。