19世紀の後半から20世紀の初めにかけて、ヨーロッパやアジアから南北アメリカやハ…
19世紀の後半から20世紀の初めにかけて、ヨーロッパやアジアから南北アメリカやハワイなどへ移り住む人が大量に現れました。この移民の増加をもたらした背景として最も適切なものはどれか。
- ⑴ 移住先の国が工業製品の輸入に高い関税をかけて国内の生産に切り替えたため、製品を作る職人が本国から移住先へ移らざるをえなくなったからです。移民の多くは職人ではなく、農園や工場、鉄道の建設などで働く人々でした。関税の変化が大量の移民をもたらしたわけではありません。
- ⑵ 蒸気船や鉄道が広まって遠くへ移動する費用と日数が減り、工業化や開発が進む地域で働き手が求められていたからです。移動の手段が安く速くなったことと、移住先で農園や工場の働き手が不足していたことが重なって、大量の移民が生じました。
- ⑶ ヨーロッパでは人口が減って耕す人のいない土地が広がり、その土地を手放した人々が新しい耕地を求めて海を渡ったからです。この時期のヨーロッパは人口が増えており、働く場が足りなくなったことが移住の後押しになりました。人口の動きが逆です。
- ⑷ 本国で工場の働き手が余るようになり、政府が国内の産業を守るために工場を次々に閉じて、そこで働いていた人々を送り出したからです。この時期の工業化した国では工場は増えており、政府が工場を閉じて人を送り出したという事情はありません。原因を取り違えています。
解説
正解は⑵です。19世紀の後半には蒸気船の定期航路と鉄道の路線が世界に広がり、遠くへ移動する費用と日数が大きく減りました。同じ時期のヨーロッパでは人口が増えて働く場を求める人が多くなり、南北アメリカやハワイなどでは農園や工場、鉄道の建設のための働き手が不足していました。日本からもハワイやブラジルへ渡る人が現れました。移民の増加は、移動の手段の変化と働き手をめぐる事情が重なって生じたのです。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。