19世紀後半、欧米の列強が競い合うようにアジアやアフリカへ進出して植民地を広げて…
19世紀後半、欧米の列強が競い合うようにアジアやアフリカへ進出して植民地を広げていった背景として最も適切なものはどれか。
- ⑴ アジアやアフリカの国々の側から軍事的な支援を求められ、列強がその要請に応じて統治を引き受けたからです。植民地の支配は列強の側の政策として進められたもので、現地の要請によるものではありません。
- ⑵ 本国の工業が行きづまって製品を作れなくなり、植民地の工場で作られた工業製品を買い入れる必要が生じたからです。この時期の列強は工業生産を伸ばしており、製品を売る市場を求めていた点で向きが逆です。
- ⑶ 蒸気船や電信が広まって遠方との連絡がかえって難しくなり、現地に本国の役所を置くほかに手だてがなかったからです。蒸気船や電信は遠方との連絡を速くしたので、事実の向きが逆になっています。
- ⑷ 工業製品を売る市場と原料の供給地の確保が各国の政策となり、軍事力を用いた勢力拡張の競争が起きたからです。工業化した列強は市場と原料供給地の確保を政策に掲げ、軍事力を背景に競って勢力を広げました。
解説
正解は⑷です。産業革命を経た欧米の列強は、機械による大量の生産を続けるために、原料を得る地域と製品を売る市場を国外に確保しようとしました。19世紀後半になると、この動きは国の政策として掲げられ、軍事力を背景にアジアやアフリカで勢力を広げる競争へと発展しました。その結果、進出を受けた地域では従来の政治や経済のしくみが大きく変えられていきました。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。