ソクマル高卒認定(公共)

問5 下線部分⒟自国の社会保障制度に対する認識についての国際比較に関連して,次の…

次の会話文を読んで,問1 ~問5 に答えよ。 会話文 生徒X:日本において,今後ますます少子高齢化が進行していくとすると,私たちはどのような 社会をつくるべきなのだろうか。 生徒Y:高齢者だけでなく障がいをもった人たちなども,若者や障がいをもっていない人たちと 共に社会生活を送ることができる A の実現を目指さないといけないのではないか な。 生徒Z:確かにそうだね。決して,自分さえ良ければいいという考えではなく,お互いを支え合 うような思いやりのある社会にしていかないとね。 生徒X:その点でいうと,⒜社会保障制度の充実が大切になってくるのではないかな。国の社会 保障制度がしっかりしていないと,私たちはより豊かな生活を送ることができないだろ うし。 生徒Y:日本の社会保障制度は,⒝第二次世界大戦後に人口が増加しつつ経済が成長をしてきた なかで構築されてきたものだよね。もしかしたら,今の時代に合っていない部分もある のかな。 生徒Z:日本はこれまでに様々な出来事を経験してきたし,今後も⒞経済状況の変化が起こるだ ろうから,そういったことも含めて,少子高齢社会に柔軟に対応できるような社会保障 制度にしていけるといいのかもね。 生徒X:一方で,私たちが豊かな生活を送るためには,国の制度だけでなく,一人ひとりが生き がいをもつことができているかも重要だよね。例えば,労働に関してはどうだろう。 生徒Y:最近も労働問題がニュースで取り上げられているよね。よく言われるのは,長時間労働 の問題かな。仕事を生きがいとする人もいるけれど,やっぱり仕事と生活の調和である B を促進することが大切だよ。仕事だけが人生じゃないと思うんだ。 生徒Z:人生には,仕事以外の要素もたくさんあるからね。そう考えると,人生におけるいろい ろなリスクに備えている日本の社会保障制度は,とても良くできているのではないか な。 生徒X:⒟自国の社会保障制度に対する認識についての国際比較を調べてみると,日本の社会保 障制度の特徴が見えてくるかもね。
問5 下線部分⒟自国の社会保障制度に対する認識についての国際比較に関連して,次のグラフ2 , グラフ3 を見て,次のページの会話文中の I , J にあてはまるものの組合せと して適切なものを,次のページの1 ~4 のうちから一つ選べ。
グラフ2  老後の生活費に対する考え方 老後の生活費は,働けるうちに準備し,家族や公的な援助には頼らないようにすべきである 老後の生活費は,家族が面倒をみるべきである 老後の生活費は,社会保障など公的な援助によってまかなわれるべきである その他 無回答 50.2 44.9 44.8 42.3 52.6 50.3 65.7 75.3 8.2 37.4 (年) (%) 日本 アメリカ ドイツ スウェーデン 45.7 32.8 43.6 34.9 35.0 17.9 19.0 6.0 2.6 0.5 3.5 2.9 ‒ ‒ 4.5 7.8 12.0 5.0 5.4 4.5 7.3 5.9 9.0 4.5 4.9 6.3 1.7 1.0 0.8 3.4 グラフ3  社会保障制度の水準や負担の在り方 たとえ,今後,税や保険料の負担を増やすこととなっても,社会保障制度の現在の水準は向上させるべき たとえ,今後,税や保険料の負担を増やすこととなっても,社会保障制度の現在の水準はできるだけ維持すべき できるだけ,今後,税や保険料の負担を増やさないようにするためには,社会保障制度の現在の水準が下がってもやむを得ない わからない 無回答 10.6 19.5 10.7 9.5 8.2 10.6 4.5 6.4 18.0 25.8 (年) (%) 日本 アメリカ ドイツ スウェーデン 28.4 36.5 44.2 45.8 46.8 54.8 51.7 36.7 41.3 4.2 ‒ ‒ ‒ ‒ ‒ 9.7 13.7 18.5 15.5 34.3 32.3 3.9 33.9 32.7 6.3 17.0 36.4 8.6 5.5 17.3 (注) 四捨五入の関係で,合計値が100 にならない場合がある。 (内閣府「第9 回高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」により作成) 会話文 生徒X:日本がこれからどのような社会保障制度をつくっていくべきかを考えるには,まず 日本の人たちの考え方を知ることが大切だと思う。60 歳以上の人たちが自国の社 会保障制度についてどう考えているのかを調査した二つのグラフを用意したので, 一緒に見てみようよ。アメリカ,ドイツ,スウェーデンの3 か国と比べてみると, 日本における社会保障制度に対する考え方にはどのような特徴があるのかな。 生徒Y:グラフ2 を見てわかるのは, I ,ということかな。私が予想していた結果と は異なっていたから,驚いたなあ。 生徒X:他の国と比べて,日本での社会保障制度への期待がどういうものなのか,ちょっと だけわかった気がするね。もう一つのグラフからはどんなことがわかりそうかな。 生徒Z:グラフ3 によると, J ,という結果になっているよ。 生徒X:そうだね。もちろん,これらのデータからわかることがすべてではないけれど,よ りよい社会保障制度を考えていくことはとても大切なことだから,引き続き一緒に 考えていこう。 I にあてはまる選択肢 ア 日本では,「老後の生活費は,社会保障など公的な援助によってまかなわれるべきであ る」と考えている人の割合が,2015 年と2020 年の両方の調査結果とも,4 か国のなかで 最も少なかった イ 日本では,「老後の生活費は,働けるうちに準備し,家族や公的な援助には頼らないよ うにすべきである」と考えている人の割合が,2015 年と比べると2020 年では減っている が,どちらの年の調査においても,4 か国のなかで最も多かった J にあてはまる選択肢 ウ 「できるだけ,今後,税や保険料の負担を増やさないようにするためには,社会保障制 度の現在の水準が下がってもやむを得ない」と考えている人の割合が,2015 年と比べて 2020 年の方が増えているのは,4 か国のなかで日本だけであった エ 「たとえ,今後,税や保険料の負担を増やすこととなっても,社会保障制度の現在の水 準は向上させるべき」と考えている人の割合が,2015 年と2020 年の両方の調査結果と も,4 か国のなかで最も少なかったのは日本であった
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は4です。グラフ2からは、日本で自分で準備すべきと考える人の割合が2020年には減っているものの、どちらの年も4か国の中で最も多いことが読み取れるので、Iにはイが当てはまります。またグラフ3からは、負担を増やしてでも水準を向上させるべきと考える人の割合が、両年とも4か国の中で日本が最も少ないことが読み取れるので、Jにはエが当てはまります。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00017.htm)を加工して作成

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