ソクマル高卒認定(公共)

問1 下線部分⒜企業が求める能力等と大学での学びとの関係に関連して,生徒Yの発言…

生徒たちは「公共」の学習のはじまりとして,「公共的な空間」をつくる私たちの生き方や考え方 について学んでいる。問1 ~問5 に答えよ。 1  生徒Xと生徒Yが,自分の進路について会話している。 会話文 生徒X:ホームルームで「進路希望調査」があったけど,どうするか何も決まってないんだよ ね。 生徒Y:そうなんだ。私は大学に進学することにしていて,専攻は社会学か国際関係学にしよ うと思っているよ。 生徒X:もう決まっているなんて,すごいね。でも,大学に行って勉強することで,どのよう な力を身に付けることができるんだろう。卒業後に就職する企業が求める能力とは, 違ったりしないのかな。 生徒Y:私も気になって,⒜企業が求める能力等と大学での学びとの関係について資料を調べ たんだ。企業へのアンケートでは,大学生などに主体性や実行力を多くの企業が求め るようだけれど,それらは,具体的に測定するのは難しいと思うんだよね。大学生へ の調査では,授業で身に付く技術や高められる能力もあるとわかるから,大学での過 ごし方も大事だと考えたよ。 生徒X:そうだよね。大学を卒業するまでの間で,AI やテクノロジーの進歩など社会も変化 するだろうから,求められる技術や能力も変わるかもしれない。ますます,進路につ いての悩みが出てきたなぁ。 生徒Y:昨日,「公共」の授業で実存主義を学んだよね。⒝サルトルの考え方が面白いと思った から,図書室で本を借りて読んでみたらいいよ。きっと,そこに,残りの高校生活を どのように過ごしていったらいいのかのヒントがあるんじゃないかな。
問1 下線部分⒜企業が求める能力等と大学での学びとの関係に関連して,生徒Yの発言は,次 の資料1 と資料2 に基づいている。二つの資料を読み取った記述として適切なものを,次の ページの1 ~4 のうちから一つ選べ。
資料1  企業が大学生等に求める資質,能力,知識(文系・理系) 専門資格 主体性 実行力 課題設定・解決能力 チームワーク・協調性 社会性 論理的思考力 創造力 倫理観 職業観 自分の意見を発信する力 異文化理解力 他人の意見を聴く力 外国語能力 課題解決のための情報活用能力 一般教養 専攻分野の基礎的知識 専攻分野の専門的知識 人工知能やIoT 等の革新技術に関する知識 産業技術への理解 文系 理系 (注) 440 社の回答企業が上位5 つの選択肢を選び,点数による重み付けが行われている。 (日本経済団体連合会「高等教育に関するアンケート 主要結果」 (2018)により作成) 専門分野に関する知識・理解 35.0 % 52.2 % 2.1 % 3.5 % 4.9 % 4.8 % 4.5 % 5.2 % 10.7 % 30.0 % 50.4 % 16.1 % 28.8 % 50.9 % 15.4 % 20.3 % 55.4 % 19.5 % 21.9 % 51.1 % 22.5 % 18.4 % 51.2 % 25.2 % 9.8 % 36.3 % 19.2 % 8.4 % 22.2 % 0 % 20 % 40 % 60 % 80 % 100 % 34.7 % 37.4 % 32.0 % 将来の仕事に関連しうる知識・技能 多様な人々と協働する力 問題を見つけ,解決方法を考える力 人に分かりやすく話す力 論理的に文章を書く力 統計数理の知識・技能 外国語を使う力 とても役に立っている 役に立っている あまり役に立っていない 役に立っていない 資料2  「次の知識や能力を身に付けるために,大学教育は役に立っていると思いますか」への大学生の回答 (文部科学省「令和元年度 全国学生調査(試行実施)」により作成)
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は3です。資料1で「チームワーク・協調性」は文系・理系とも上位5位以内に入っています。資料2の「多様な人々と協働する力」は、とても役に立っているが30.0%、役に立っているが50.4%で、合わせるとおよそ8割になります。したがって3が資料と合います。ほかの選択肢は、順位か割合のどちらかが資料の数値と食い違っています。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00017.htm)を加工して作成

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