ソクマル高卒認定(公共)

問4 生徒Uの発表が終わると,教室内の生徒から質問が出された。次の会話文は,生徒…

生徒たちは「公共」の学習のまとめとして,持続可能な社会の形成に関する課題を探究してい る。問1 ~問4 に答えよ。 1  生徒たちが,身近な地域にみられる社会的課題をめぐって会話している。 会話文 生徒W:みんなで夏休みに行こうとしていた公園のプールが老朽化で廃止になったんだって。 生徒X:えーっ。それは残念。 生徒Y:新聞を読んでいたら,「人口減少が進む自治体で,老朽化した公共施設を統廃合する 動きが進んでいる」という記事を見つけたよ。⒜公共施設の老朽化は,全国的な問題 のようだね。 生徒Z:そうだね。公共施設の老朽化の問題について,まずは⒝資料を集めてみようよ。 にあるのかを調べ,「S市の公共施設を将来の市民に引き継ぐためにはどのような政策が必要 か」という「問い」を立てて探究している。
問4 生徒Uの発表が終わると,教室内の生徒から質問が出された。次の会話文は,生徒Vの質 問と生徒Uの回答である。会話文中の G , H , I にあてはまる考え方の 組合せとして適切なものを,下の1 ~4 のうちから一つ選べ。
会話文 生徒V:私はUさんの発表をきいて,高齢者支援の問題と子育て支援の問題という同じくら い重要な課題が二つあると思いました。この二つの課題を同時に解決することは難 しいです。私たちが政策を選ぶにあたって,一体どのような考え方があるのでしょ うか。 生徒U:はい。私は,限られた財源を使い,どのようにサービスを提供するのかという点 で,次に示した三つの考え方を思い浮かべました。 <考え方> ア 自己責任で高齢者の問題や子育ての問題に対処してもらうという考え方 イ すべての人を平等に扱うという考え方 ウ 最も恵まれない人々の状況を改善する場合のみ不平等は認められるという考え方 第一は,S市の人口比率から,高齢者を優先して行政サービスを提供するという考 え方です。これは社会の中で多数派を構成している人々の満足度を高めるという考 え方です。第二は,S市に住んでいる人全員に,年齢に関係なく子育て支援や福祉 といった行政サービスを提供するという考え方です。これは G です。第三 は,年齢層に関係なく,今一番困っている人を助けるための行政サービスを優先す るべきだという考え方です。これは H です。第四は,財源は限られているの で,行政は市民が満足できるまでのサービスを提供できないという考え方です。こ れは I です。今回の発表は,古い公共施設の問題をきっかけに調べはじめた のですが,その背後にものすごく大きな課題があることがわかりました。S市がか かえている課題について,「公共」で学んだ考え方を活用して解決策を提案してみた いと思います。

解説

正解は4です。Gは年齢に関係なく全員に同じサービスを提供する考え方なので、すべての人を平等に扱うイが当てはまります。Hは今いちばん困っている人を優先するという考え方なので、最も恵まれない人々の状況を改善する場合にだけ不平等を認めるウが当てはまります。Iは行政が十分に提供できないという立場なので、自己責任で対処してもらうアが当てはまります。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00013.htm)を加工して作成

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