問1 会話文中の A , B にあてはまるものの組合せとして適切なものを,次の1…
次の会話文を読んで,問1 ~問5 に答えよ。 会話文 生徒Ⅹ:昨日,衆議院議員総選挙の投票に初めて行ってきたよ。 生徒Y:実際に投票すると,国会が身近なものに感じられるよね。 生徒Z:⒜議員や政党が国会でこれからどのような活動をしていくのか,注目していきたいね。 生徒Ⅹ:国会は「国の唯一の立法機関である」ということだけれど,法律はどのように成立するのかな。 生徒Y:内閣が作成する法律案の提出は A ということになっているね。議長が委員会に付 託して議案の審議が始まるよ。委員会での採決後,本会議で審議され,両院が可決した ら法律は成立だね。 生徒X:法律案の審議の他に,国会にはどのような権限があるのかな。 生徒Z:各議院が行政を監督するために調査を行うことができる B も,国会の権限の一つだね。 生徒Y:内閣が外国と結んだ条約を承認することも,国会の権限だよ。 生徒X:条約には,⒝日米安全保障条約のような二国間の条約だけではなく,⒞多国間の条約も あるね。 生徒Z:内閣が提出する⒟予算の審議と議決も,国会の権限だね。
問1 会話文中の A , B にあてはまるものの組合せとして適切なものを,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。
- 1 A:衆議院と参議院のどちらが先でもよい B:国政調査権法律案はどちらの議院に先に提出してもよく、行政を調査する権限は国政調査権です。どちらも正しい内容です。
- 2 A:衆議院と参議院のどちらが先でもよい B:違憲審査権Aは正しいのですが、違憲審査権は裁判所の権限であり、国会が行政を調査する権限ではありません。
- 3 A:衆議院が先でなければならない B:国政調査権Bは正しいのですが、衆議院が先でなければならないのは予算であって、法律案ではありません。
- 4 A:衆議院が先でなければならない B:違憲審査権衆議院先議は予算についての決まりであり、違憲審査権も裁判所の権限なので、二か所とも誤りです。
解説
正解は1です。Aには、内閣が作成した法律案は衆議院と参議院のどちらに先に提出してもよい、という内容が入ります。先に衆議院へ提出しなければならないと憲法が定めているのは予算であって、法律案にはその決まりがありません。Bには、各議院が行政を監督するために証人の出頭や記録の提出を求めることができる国政調査権が入ります。違憲審査権は法律などが憲法に反していないかを裁判所が判断する権限であり、国会ではなく裁判所の権限ですから、ここには当てはまりません。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00013.htm)を加工して作成