大規模な開発の計画について、AさんとBさんはどちらも反対の結論を述べましたが、理…
大規模な開発の計画について、AさんとBさんはどちらも反対の結論を述べましたが、理由の立て方が違いました。Bさんの意見は、行為の動機となる公正などの義務を重視する考え方によるものです。Bさんの意見として最も適切なものはどれか。
- ⑴ 開発によって得られる便益と失われる便益をそれぞれ見積もって足し合わせると、地域全体では差し引きで損になると見込まれるので、その見積もりを根拠として計画に反対する。便益の総量を見積もって比べており、行為の結果を重視する考え方による理由の立て方です。
- ⑵ 多くの人の暮らしが便利になるとしても、環境が悪くなる影響を周辺の住民だけが引き受けるのは公正ではないので、環境を守る務めを果たす立場から計画に反対する。結果の大小とは別に、公正であることを守るべき務めとして判断しており、義務を重視する考え方にあたります。
- ⑶ 地域の住民に尋ねたところ反対する人が多数を占めており、関わる人の多数の意向に沿うことが決定の在り方だと考えるので、その結果を根拠として計画に反対する。多数の意向に従うという決め方の話で、行為の動機を問う考え方とは別のものです。
- ⑷ 同じような開発を進めた他の地域で土砂災害が起きた例があり、この地域でも同じ被害が生じるおそれが大きいと見込まれるので、その見込みを根拠として計画に反対する。起こりうる結果の見込みを根拠としており、結果を重視する考え方による理由の立て方です。
解説
正解は⑵です。行為の動機となる公正などの義務を重視する考え方は、その行為がもたらす結果の大小とは別に、行いそのものが公正といえるかどうかを問い、守るべき務めとして判断します。Bさんは、社会全体の便利さが増す場合であっても、悪化の影響を周辺の住民だけが負う点を公正ではないと捉え、環境を守ることを務めとして反対しています。他の三つは、見積もりや人数など結果の側から理由を立てています。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。