学級の話し合いで意見が分かれたとき、ある生徒が「考えの違う人と話しても互いに譲ら…
学級の話し合いで意見が分かれたとき、ある生徒が「考えの違う人と話しても互いに譲らないだけなので、話し合う意味はない」と述べました。この発言について、個人の尊厳と自主・自律の学習の考え方から見た説明として最も適切なものはどれか。
- ⑴ 譲り合って決めることが公正なので、意見が分かれたときは、双方の主張の中間にあたる案を選ぶことが、一人一人を尊重した扱いになる。中間を採ることを機械的な決まりとしており、互いの理由を確かめる過程が抜けています。
- ⑵ 人は対話を通して互いの立場を理解し高め合える存在なので、話し合いには、勝ち負けを決めるのとは別に、互いの考えを作り直す働きがある。対話を通して互いを理解し高め合う社会的な存在という捉え方に沿っています。
- ⑶ 話し合いで結論を得るには参加者の考えをあらかじめそろえておく必要があるので、意見が分かれている間は、共通点の多い人どうしで議論を進めるのがよい。立場の違う相手を議論から外す進め方で、多様性を相互に承認する考え方と合いません。
- ⑷ 自分の考えを自分で決めることが自律なので、他の人の意見を聞いて考えを変えることは、自律を手放す行いにあたり、避けることが求められる。自律を他者から離れることと取り違えています。対話を経て考えを改めることも自律の働きです。
解説
正解は⑵です。「公共」では、人間は個人として相互に尊重されるべき存在であるとともに、対話を通して互いの様々な立場を理解し、高め合うことのできる社会的な存在であると捉えます。話し合いは、どちらの意見が通るかを決めるためだけの場ではなく、相手の理由を聞くことで自分の考えの足りない点に気づき、考えを作り直していく場でもあります。互いの多様性を寛容の精神をもって認め合うことが、その出発点になります。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。