「世論は新聞やテレビの報道によってつくられるものだ」と考えている人がいます。世論…
「世論は新聞やテレビの報道によってつくられるものだ」と考えている人がいます。世論の形成についての説明として最も適切なものはどれか。
- ⑴ 政党は選挙で候補者を立てる組織なので、政党が世論の形成に関わるのは、選挙が行われる投票日までの期間である。政党は選挙の期間に限らず、政策の提示や議論を通じて世論の形成に関わり続けます。
- ⑵ 住民運動は特定の地域の課題を扱うものなので、世論という言葉は、国の政策に関する意見をまとめて指すときに用いる。地域の課題をめぐる意見も世論を構成します。対象の範囲で呼び分けるものではありません。
- ⑶ 世論の形成には、政党の役割や、圧力団体と住民運動の動き、マスコミや交流サイトの働きなど、複数の担い手が関わっている。世論の形成に関わる担い手が複数あるという内容に一致します。
- ⑷ 交流サイトは個人が意見を書き込む場にすぎないので、世論として扱われるのは、報道機関が行う調査の結果である。調査の結果だけが世論なのではなく、交流サイト上の議論も世論の形成に働きます。
解説
正解は⑶です。世論の形成に当たっては、政党の役割、圧力団体や住民運動の影響、マス・コミュニケーションや交流サイトの働きが大きいとされます。報道はその一つにすぎず、複数の担い手が互いに影響し合いながら意見の流れがつくられていきます。だからこそ、情報の送り手や根拠を見分ける力を身に付け、主権者として良識ある公正な判断を行うことが求められます。
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