遠足の行き先について、車いすを使う生徒も一緒に回れる場所に変えるという案が出され…
遠足の行き先について、車いすを使う生徒も一緒に回れる場所に変えるという案が出されました。これに対し、「一人のために全体の予定を変えるのは、ほかの生徒に対して不公平だ」という意見が出ました。人間の尊厳と平等という原理から考えた説明として最も適切なものはどれか。
- ⑴ 全員に同じ条件を当てはめることが平等なので、行き先はそのままにしておき、参加が難しい生徒についてはその日だけ別の場所で過ごす形を用意することが、公平な扱いになる。同じ条件を当てはめた結果として一部の生徒を切り離しており、共に参加する道が閉ざされます。
- ⑵ 話し合いで多数を占めた案が平等な結論にあたるので、行き先を変えるかどうかは生徒全体の投票にかけ、多数の希望どおりに決めることが、この原理に沿った扱いになる。民主主義の手続と平等の原理を取り違えています。多数決の結果が平等を保証するわけではありません。
- ⑶ 一人一人がかけがえのない人格として平等に配慮されるべきなので、共に参加できる条件を整えることが平等の内容にあたり、参加できない状態を残す方が原理から外れる。全ての人が協働して生きられる状態を実現することが平等の内容にあたるという見方に沿います。
- ⑷ 配慮を受ける側の生徒が周囲に遠慮して申し出を控えることが、ほかの生徒を尊重する態度にあたるので、学校の中の平等は、本人が遠慮するという選択によって保たれる。尊厳をもつ人格として配慮される立場の生徒に、権利の主張を控える役目を負わせています。
解説
正解は⑶です。人間の尊厳と平等は、各人がみな固有の存在意義をもつかけがえのない人格として平等であることを土台にした原理で、全ての人が協働して生きることができる社会を実現することが、他の人々を尊厳ある人格として配慮する基本になります。したがって、車いすを使う生徒が参加できない状態を残すことは平等に沿いません。共に参加できる条件を整えることが、この原理の求めるところです。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。