通学路の交差点に信号を新しく設けるかどうかを検討します。行為の結果である個人や社…
通学路の交差点に信号を新しく設けるかどうかを検討します。行為の結果である個人や社会全体の幸福を重視する考え方を手掛かりにして判断するとき、材料として集めることになるものとして最も適切なものはどれか。
- ⑴ その地域で以前から続いてきた道の使い方の慣習を調べ、慣習に合っている案であればよい案だと判断し、合わない案は取り下げることにする。慣習との一致を基準にした判断で、行為の結果を見積もる手順にはあたりません。
- ⑵ その交差点の近くに住む人のうち、地域で発言力の大きい人の希望を聞き取り、その希望に沿っているかどうかによって案の良し悪しを決める。一部の人の希望に沿うかどうかを基準にしており、全体の幸福を見積もる手順ではありません。
- ⑶ 信号を設けた場合と設けなかった場合とで、そこを通る人たちにどれだけの安全や不便が生じるかを見積もり、全体としての幸福の大きさを比べる。行為がもたらす結果を見積もり、社会全体の幸福の大きさで比べる考え方にあたります。
- ⑷ 信号を設けることが交通の決まりとして守るべき義務にあたるかどうかを、生じる結果とは切り離して確かめ、義務にあたるのであれば設けると判断する。行為の動機となる義務を重視する考え方の手順で、結果を重視する考え方とは別のものです。
解説
正解は⑶です。行為の結果である個人や社会全体の幸福を重視する考え方は、ある行為を選んだ場合と選ばなかった場合とで、関わる人たちにどのような結果が生じるかを見積もり、全体としての幸福がより大きくなる方を選ぼうとする考え方です。信号の設置では、通行する人の安全がどれだけ高まるか、待ち時間などの不便がどれだけ増えるかを見比べることになります。⑷は義務を重視する考え方の手順です。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。