ある国が農産物の輸入を自由化したところ、その農産物を作っている国内の生産者から、…
ある国が農産物の輸入を自由化したところ、その農産物を作っている国内の生産者から、輸入を規制してほしいという声が上がりました。この状況の説明として最も適切なものはどれか。
- ⑴ 輸入の自由化によって国内の価格が上がるため、規制を求める点で消費者と生産者の利害は一致することになる。自由化で国内価格が上がるという誤解で、価格は下がる方向に働くのが一般的です。
- ⑵ 貿易による利益は国境を越えた取引に限られるため、国内の取引では交換によって利益が生じる場面はない。交換の利益を貿易に限る誤解で、国内の取引でも交換によって利益が生じます。
- ⑶ 自由貿易は輸入する側の国だけに利益をもたらすため、輸出する側の国からも輸入の規制を求める声が上がる。利益が輸入国だけに生じるという誤解で、自発的な交換は双方に利益をもたらします。
- ⑷ 自由貿易は国全体には利益をもたらす一方、輸入で打撃を受ける産業に携わる人々は保護を求めることがある。貿易の利益と、輸入で打撃を受ける産業が保護を求める動きをあわせて捉えている点が適切です。
解説
正解は⑷です。自由貿易では、自発的な交換によって参加する国それぞれに利益が生じます。しかし、その利益は国内で一様に及ぶわけではなく、輸入によって打撃を受ける産業に従事している人たちが、輸入規制による国内産業の保護を主張することがあります。貿易が全体にもたらす利益と、その影響が特定の産業に偏って現れることを、あわせて捉えることが大切です。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。