問4 次の図は,主な典型元素の電気陰性度を示したものである。電気陰性度に関する下…
物質と化学結合について,問1 ~問4 に答えよ。
問4 次の図は,主な典型元素の電気陰性度を示したものである。電気陰性度に関する下の文の ( A )~( C )に当てはまる語句の組合せとして正しいものはどれか。下の1 ~5 のう ちから一つ選べ。
元素の電気陰性度(ポーリングの値) 電気陰性度とは,原子が共有電子対を引き寄せる強さを相対的な数値で表したものであ る。この電気陰性度の値が大きい原子ほど共有電子対を強く引き寄せる。たとえば,フッ化 水素HF 分子では( A )原子側に共有電子対が引き寄せられるので,( A )原子はやや ( B )の電荷を帯びる。したがってフッ化水素分子は,( C )である。
- 1 A:フッ素 B:負 C:極性分子電気陰性度の大きいフッ素側に電子が寄ってやや負となり、分子は極性分子です。
- 2 A:フッ素 B:正 C:極性分子電子を引き寄せた側は負の電荷を帯びるので、正ではありません。
- 3 A:フッ素 B:負 C:無極性分子電荷のかたよりがあるので、無極性分子ではありません。
- 4 A:水素 B:正 C:極性分子電気陰性度が大きいのはフッ素で、水素ではありません。
- 5 A:水素 B:負 C:無極性分子引き寄せる側も、電荷の符号も、分子の分類も当てはまりません。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は1です。電気陰性度は共有電子対を引き寄せる強さを表す値で、フッ素は全元素の中で最も大きい値をもちます。したがってフッ化水素では、共有電子対がフッ素原子側に強く引き寄せられます。電子は負の電荷をもつので、引き寄せた側のフッ素原子はやや負の電荷を帯び、水素原子はやや正の電荷を帯びます。このように電荷のかたよりがある分子を極性分子といいます。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00018.htm)を加工して作成