問1 酢酸CH3COOH の価数と強弱による酸・塩基の分類として正しいものはどれ…
化学反応について,問1 ~問4 に答えよ。
問1 酢酸CH3COOH の価数と強弱による酸・塩基の分類として正しいものはどれか。次の 1 ~5 のうちから一つ選べ。
- 1 1 価の強塩基酢酸は塩基ではなく酸であり、この選択肢はそもそも酸と塩基の分類が誤っています。
- 2 1 価の弱塩基酢酸は塩基ではなく酸です。価数や強弱以前に、酸と塩基の区別が誤っています。
- 3 1 価の強酸酢酸は強酸ではなく弱酸です。水溶液中での電離度が小さく、一部の分子しかイオンに分かれません。
- 4 1 価の弱酸酢酸は電離してH+になれる水素が1個なので1価の酸であり、水溶液中での電離度が小さいため弱酸に分類されます。
- 5 3 価の弱酸酢酸分子にはHが4個ありますが、電離してH+になれるのはカルボキシ基の1個だけなので、3価ではなく1価です。
解説
正解は4です。酢酸CH3COOHは、分子中で電離してH+を放出できる水素原子(カルボキシ基のH)を1個しかもたないため1価の酸に分類されます。また、水溶液中では一部の分子しか電離しない弱酸に分類され、塩酸や硫酸のようにほぼ完全に電離する強酸とは区別されます。分子式にはHが4個含まれていますが、メチル基についた3個のHは電離せず酸としては働かない点に注意が必要で、価数を数えるときに誤りやすい部分です。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00017.htm)を加工して作成