問1 赤ワインの中に含まれる液体成分は,主に水とエタノールである。赤ワインからエ…
赤ワインにアルコール(エタノール)がどのくらい含まれているのかを調べるための探究活動を 行った。問1 ~問4 に答えよ。 赤ワインは,赤ブドウの実をそのまま破砕 (実をつぶす)・除伷 (実がついている軸の部分 を取り除く)して,酵母を加えて発酵させ圧搾 (果皮や種などを取り除き搾る)することで作 られる。このため,赤ワインの成分は水やエタノール,アントシアニンなどの赤紫色の色素 を含んでいる。 破砕・除伷 圧搾 発酵 醸し(かもし) 貯蔵 瓶詰 赤ワイン完成 オリ引き 熟成 赤ワインの製造工程
問1 赤ワインの中に含まれる液体成分は,主に水とエタノールである。赤ワインからエタノー ルを分離する方法として,最も適当なものはどれか。次の1 ~5 のうちから一つ選べ。
- 1 分留(分別蒸留)沸点の違いを利用して、先に出てくるエタノールを取り出します。これが分留です。
- 2 昇華法昇華法は、固体が直接気体になる性質を使って分ける方法です。エタノールは昇華しません。
- 3 クロマトグラフィークロマトグラフィーは、吸着のしやすさの違いで色素などを分ける方法です。液体を取り出す方法ではありません。
- 4 ろ過ろ過は液体に混ざった固体を分ける方法です。溶け合った液体どうしは分けられません。
- 5 抽出抽出は、溶けやすさの違いを利用して目的の物質を溶かし出す方法です。水とエタノールは互いによく混ざるので分けられません。
解説
正解は1です。赤ワインは水とエタノールが溶け合った液体です。沸点の違いを利用して加熱し、先に沸騰して出てくるエタノールの蒸気を冷やして取り出す方法を、分留(分別蒸留)といいます。エタノールの沸点は約78℃、水は約100℃で、この差を利用します。液体どうしが溶け合っている混合物を分けるときは、沸点の差に着目するのが基本です。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00013.htm)を加工して作成