問2 次の文は,花子先生と太郎さんの会話である。文中の( A ),( B )に当…
物質と化学結合について,問1 ~問4 に答えよ。
問2 次の文は,花子先生と太郎さんの会話である。文中の( A ),( B )に当てはまる語 句の組合せとして最も適当なものはどれか。下の1 ~5 のうちから一つ選べ。
太郎さん 「 先生,共有結合している原子の間で電荷がかたよることがあると聞きました。 電子対は原子間で共有されているのに,どうしてそのようなかたよりが生じる のですか。」 花子先生 「 たとえば,塩化水素HCl では塩素原子Cl の( A )が水素原子H より大きい ため,塩素原子が共有電子対を引きつけています。その結果,水素原子と塩素 原子の間で電荷がかたより,極性が生じます。しかし,同じ原子が共有結合し ている二原子分子では,原子間に電荷のかたよりはできません。」 太郎さん 「なるほど。ということは,水素分子H2 には極性が( B )のですね。」 花子先生 「その通りです。」
- 1 A:電気陰性度 B:ある同じ原子どうしの結合では引きつける強さが等しく、極性は生じません。
- 2 A:電気陰性度 B:ない共有電子対を引きつける強さが電気陰性度で、水素分子には極性がありません。
- 3 A:イオン化エネルギー B:あるイオン化エネルギーは電子を取り去るのに必要なエネルギーで、別の量です。
- 4 A:原子番号 B:ない原子番号は陽子の数で、共有電子対を引きつける強さとは別のものです。
- 5 A:原子番号 B:ある原子番号という語も、水素分子に極性があるという点も誤りです。
解説
正解は2です。原子が共有電子対を引きつける強さを表す尺度を電気陰性度といいます。塩化水素では塩素のほうが電気陰性度が大きいため共有電子対が塩素側に引き寄せられ、結合に電荷のかたよりである極性が生じます。一方、水素分子のように同じ原子どうしが結合している場合は引きつける強さが等しいので、電荷のかたよりができず、極性はありません。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00011.htm)を加工して作成