問4 日本における季節の特徴について適切なものを,次の1 ~4 のうちから一つ選…
(7 ・8 のどちらか1 題を選び解答する) 日本における気象現象について,問1 ~問5 に答えよ。 地球は太陽放射のエネルギーを大気と地表で吸収している。この太陽放射のエネルギーと地球 放射のエネルギーはエネルギー収支がつりあっているため,地球全体の温度はほぼ一定である。 しかし,世界の各地域でみると気候が異なり,その中で日本は一年を通して降水量が多く,四季 に富んだ気候をもつ。四季の天気の特徴は,日本列島周辺の気団による高気圧の分布や季節風の 変化によって決まり,各季節や地方によって特徴的な気象現象が発生する。豊かな自然は私たち に恵みをもたらす一方で,異常気象や気象災害による被害が様々な地域で起こっている。近年, 地球環境の変化により,顕著な気象現象が発生しやすくなっていることもあり,気象災害に対す る警戒がより重要になっている。
問4 日本における季節の特徴について適切なものを,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。
- 1 春はオホーツク海上に発生した低気圧が偏西風の影響で流され,天気が周期的に変化する。春に天気が周期的に変化するのは、移動性高気圧と低気圧が偏西風に流されて交互に通過するためで、低気圧はオホーツク海だけに限られるものではありません。
- 2 夏が近づくと,日本付近で梅雨前線が発達し,前線付近で長雨になる。初夏に日本付近で梅雨前線が発達し、その前線付近で長期間の雨が続く現象が梅雨です。
- 3 夏には暖かく乾燥した空気が北から流入するため,乾いた暑さの晴天が続く。夏の日本を覆うのは暖かく湿った小笠原気団で、蒸し暑い晴天が続きます。「暖かく乾燥した空気」とする記述は誤りです。
- 4 冬は湿った空気が日本列島の山脈にあたり,太平洋側では大雪に見舞われる。冬に湿った空気が山脈にあたり大雪をもたらすのは日本海側で、太平洋側はむしろ乾燥した晴天が続きます。この記述は地域が逆になっています。
解説
正解は2です。初夏になると、冷たく湿ったオホーツク海気団と暖かく湿った小笠原気団の勢力がつり合う付近に梅雨前線が発達し、前線に沿って長期間にわたり雨が降り続く梅雨をもたらします。春は移動性高気圧と低気圧が交互に通過して天気が周期的に変化し、夏は暖かく湿った小笠原気団におおわれた蒸し暑い晴天が続き、冬は日本海側に大雪、太平洋側には乾燥した晴天という特徴があり、この文の記述とは対応が異なります。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00019.htm)を加工して作成