問2 下線部大気の中に含まれる温室効果ガスについて適切でないものを,次の1 ~4…
(7 ・8 のどちらか1 題を選び解答する) 日本における気象現象について,問1 ~問5 に答えよ。 地球は太陽放射のエネルギーを大気と地表で吸収している。この太陽放射のエネルギーと地球 放射のエネルギーはエネルギー収支がつりあっているため,地球全体の温度はほぼ一定である。 しかし,世界の各地域でみると気候が異なり,その中で日本は一年を通して降水量が多く,四季 に富んだ気候をもつ。四季の天気の特徴は,日本列島周辺の気団による高気圧の分布や季節風の 変化によって決まり,各季節や地方によって特徴的な気象現象が発生する。豊かな自然は私たち に恵みをもたらす一方で,異常気象や気象災害による被害が様々な地域で起こっている。近年, 地球環境の変化により,顕著な気象現象が発生しやすくなっていることもあり,気象災害に対す る警戒がより重要になっている。
問2 下線部大気の中に含まれる温室効果ガスについて適切でないものを,次の1 ~4 のうちか ら一つ選べ。
- 1 温室効果ガスは地球放射の赤外線をよく吸収する。温室効果ガスが地球放射の赤外線をよく吸収するという記述は正しく、適切でないものを選ぶこの問題の正答には当たりません。
- 2 地球の気温は温室効果ガスがある場合とない場合では,温室効果ガスがある場合のほうが高くなっていると考えられている。温室効果ガスがある場合の方が地球の気温が高くなっていると考えられているという記述は正しく、適切でないものを選ぶこの問題の正答には当たりません。
- 3 二酸化炭素の温室効果は水蒸気よりも大きく,大気中に含まれる割合も多いため削減が容易である。大気中の水蒸気は二酸化炭素よりも多く含まれ、その温室効果も大きいと考えられています。また二酸化炭素の削減は化石燃料利用の見直しなどが必要で容易ではなく、この記述は誤りです。
- 4 地球温暖化は,人間活動の影響による温室効果ガスの増加が要因の一つであると考えら地球温暖化の要因の一つが人間活動による温室効果ガスの増加であるという記述は正しく、適切でないものを選ぶこの問題の正答には当たりません。
解説
正解は3です。大気中に含まれる割合は、実は二酸化炭素よりも水蒸気の方が多く、水蒸気による温室効果も大きいと考えられています。また、二酸化炭素の排出は化石燃料の使用など人間の社会活動と密接に結びついているため、削減は容易ではありません。したがって「二酸化炭素の温室効果は水蒸気よりも大きく、削減が容易である」というこの記述は誤りであり、これが適切でないものとして正答になります。他の選択肢は温室効果ガスについての正しい説明です。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00019.htm)を加工して作成