問3 日本列島付近で見られる気象現象やそれによる災害について適切でないものを,次…
(7 ・8 のどちらか1 題を選び解答する) 地球におけるエネルギーの循環について,問1 ~問5 に答えよ。 地球は,太陽からエネルギーを受け取り,大気や海水があたためられて循環が起こることに よって,風や雲が発生し,様々な変化を引き起こしている。また,地球内部のエネルギーが火山 噴火や地震を引き起こし,地表の形を変えていく。
問3 日本列島付近で見られる気象現象やそれによる災害について適切でないものを,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。
- 1 集中豪雨による被害は,その地域の地形などによって大きな影響を受けるため,ハザードマップなどを活用して,想定される被害に対して普段から備えることが大事である。集中豪雨の被害への備えとしてハザードマップの活用が大事だという記述は正しく、適切でないものを選ぶこの問題の正答には当たりません。
- 2 冬季は大陸から吹き出す冷たい風が,暖かい海流が流れる日本海上で多くの水蒸気の供給を受けて,日本海側の地域に大雪をもたらすことがある。冬季にシベリアからの冷たい風が暖流の流れる日本海上で水蒸気の供給を受け、日本海側に大雪をもたらすという記述は正しく、適切でないものを選ぶこの問題の正答には当たりません。
- 3 台風の接近に伴い海面が吸い上げられ,海水が吹き寄せられる現象が高潮であり,これが干潮の時間と重なると,沿岸部では浸水や塩害などの被害が発生する可能性が高くなる。高潮は満潮の時間帯と重なると海面水位がさらに高くなり被害が大きくなります。「干潮の時間と重なると被害の可能性が高くなる」とするこの記述は誤りです。
- 4 日本列島は傾斜が急な地域が多いため,火山や地震による災害や激しい雨が重なること日本列島は傾斜が急な地域が多く、火山・地震による災害や激しい雨が重なることで土砂災害が多く発生しているという記述は正しく、適切でないものを選ぶこの問題の正答には当たりません。
解説
正解は3です。台風による高潮は、満潮の時間帯と重なると海面の水位がさらに高くなり、沿岸部での浸水や塩害の被害がより大きくなります。干潮の時間帯であれば、もともとの海面水位が低い分、高潮が重なっても被害は相対的に小さくなります。したがって「干潮の時間と重なると被害の可能性が高くなる」とするこの記述は誤りであり、これが適切でないものとして正答になります。他の選択肢は、集中豪雨・大雪・土砂災害についての正しい説明です。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00019.htm)を加工して作成