問4 生体防御に関する説明として適切なものを,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。
(5 ・6 のどちらか1 題を選び解答する) ヒトの体内における生命現象について,問1 ~問5 に答えよ。 私たちの栄養源の一つの炭水化物は,生命活動のエネルギー源として利用される。炭水化物の 一種であるデンプンは,消化酵素によりグルコースに分解され小腸から吸収されたのち,血液に よって全身の細胞に運ばれる。血液中のグルコースを血糖といい,血糖濃度は調節されて一定の 範囲に保たれている。
問4 生体防御に関する説明として適切なものを,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。
- 1 1 種類の抗体は,様々な種類の抗原に対して反応する万能性をもつ。抗体は特定の抗原とだけ結合する高い特異性をもち、様々な抗原に反応する万能性はありません。この記述は誤りです。
- 2 体に不都合な症状を引き起こす免疫反応をアレルギーという。本来無害なものに対して免疫反応が過剰に起こり、くしゃみや発疹などの不都合な症状を引き起こす反応をアレルギーといいます。
- 3 免疫反応により抗原が排除されると,記憶細胞も速やかに消滅する。記憶細胞は抗原が排除された後も長期間体内に残り、同じ抗原が再侵入した際にすばやい二次応答を可能にします。速やかに消滅するという記述は誤りです。
- 4 免疫に関わるB細胞は,すい臓のランゲルハンス島のB細胞と同じものである。免疫に関わるB細胞(リンパ球)と、すい臓のランゲルハンス島にあるB細胞(インスリンを分泌する細胞)は、名前が同じだけで全く別の細胞です。
解説
正解は2です。免疫反応は本来、体を異物から守るためのしくみですが、花粉やダニ、特定の食品など本来無害なものに対して過剰に反応し、くしゃみや発疹などの不都合な症状を引き起こすことがあります。このような免疫反応をアレルギーといいます。抗体は特定の抗原とだけ結合する特異性をもち、記憶細胞は抗原が排除された後も長期間体内に残ります。また、免疫のB細胞とすい臓のランゲルハンス島のB細胞は名前が同じだけで全く別の細胞です。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00019.htm)を加工して作成