問3 下線部白血球による食作用について,食作用を行う細胞として適切なものを,次の…
(5 ・6 のどちらか1 題を選び解答する) ヒトの体内における生命現象について,問1 ~問5 に答えよ。 私たちの栄養源の一つの炭水化物は,生命活動のエネルギー源として利用される。炭水化物の 一種であるデンプンは,消化酵素によりグルコースに分解され小腸から吸収されたのち,血液に よって全身の細胞に運ばれる。血液中のグルコースを血糖といい,血糖濃度は調節されて一定の 範囲に保たれている。
問3 下線部白血球による食作用について,食作用を行う細胞として適切なものを,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。
- 1 B細胞,T細胞B細胞・T細胞はリンパ球で、抗体産生や特異的な攻撃などの獲得免疫を担う細胞であり、食作用を行う細胞ではありません。
- 2 好中球,T細胞好中球は食作用を行いますが、T細胞は食作用ではなく特異的な免疫反応を担う細胞であるため、組合せとしては適切ではありません。
- 3 マクロファージ,抗体産生細胞マクロファージは食作用を行いますが、抗体産生細胞は抗体をつくる細胞であって食作用は行わないため、組合せとしては適切ではありません。
- 4 樹状細胞,マクロファージ,好中球樹状細胞・マクロファージ・好中球は、いずれも体内に侵入した異物を細胞内に取り込んで分解する食作用を行う白血球です。
解説
正解は4です。食作用(貪食作用)を行う細胞は、樹状細胞・マクロファージ・好中球などの白血球です。これらは体内に侵入した異物を細胞内に取り込んで分解する自然免疫の中心となる細胞です。一方、B細胞やT細胞は食作用ではなく、抗体産生や特定の細胞への攻撃など、より特異的な獲得免疫のはたらきを担っており、抗体産生細胞(形質細胞)も抗体をつくる細胞であって食作用は行いません。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00019.htm)を加工して作成