問1 下線部金属を様々な方法で取り出して使用してきたについて,金属はそれまで使わ…
(3 ・4 のどちらか1 題を選び解答する) 金属について,問1 ~問5 に答えよ。 人類は古くから自然界で鉱石として存在する金属を様々な方法で取り出して使用してきた。金 属を鉱石から取り出す方法には「イオン化傾向」が関わっている。イオン化傾向とは,金属が溶液 中で陽イオンになる性質の大きさのことである。イオン化傾向が小さい金属は反応しにくく,自 然に産出したり,取り出しやすかったりする。一方で,イオン化傾向が大きい金属ほど反応しや すいため,化合物になりやすく,取り出すのに技術が必要であった。図は金属をイオン化傾向の 大きさの順番に並べたものである。 Li K Ca Na Mg Al Zn Fe Ni Sn Pb (H2)Cu Hg Ag Pt Au (大) (小) イオン化傾向 図
問1 下線部金属を様々な方法で取り出して使用してきたについて,金属はそれまで使われてき た石器と違い,はるかに使いやすい性質をもっていた。金属に関する説明として適切でない ものを,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。
- 1 すべて低い温度で軟らかくなり,加工がしやすい。金属の融点は種類によって大きく異なり、鉄のように高温にならないと軟らかくならないものも多くあります。「すべて低い温度で軟らかくなる」という記述は誤りです。
- 2 力を加えると変形するため,たたいて広げたり,のばして金属線として利用できる。金属はたたくと広がる展性やのばして線にできる延性をもつという記述は正しく、適切でないものを選ぶこの問題の正答には当たりません。
- 3 独特の光沢をもっており,装飾品として用いられた。金属が独特の光沢をもち装飾品に用いられてきたという記述は正しく、適切でないものを選ぶこの問題の正答には当たりません。
- 4 熱をよく伝えるため,調理器具に使うことができた。金属が熱をよく伝え調理器具に使われてきたという記述は正しく、適切でないものを選ぶこの問題の正答には当たりません。
解説
正解は1です。金属には,たたくと広がる展性やのばせる延性,独特の光沢,熱や電気をよく伝える性質など,石器にはない共通した優れた性質があります。ただし,融点は金属の種類によって大きく異なり、「すべて低い温度で軟らかくなる」というわけではありません。例えば鉄の融点は約1500度と非常に高く、低温でやわらかくなるとはいえません。したがって、この記述が適切でないものとして正答になります。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00019.htm)を加工して作成