問1 下線部ポリエステル,アクリル,レーヨンの総称として正しいものを,次の1 ~…
(3 ・4 のどちらか1 題を選び解答する) 衣料と繊維について,問1 ~問5 に答えよ。 最近では,様々な機能をもつ機能性衣類が人気である。特に,ポリエステル,アクリル,レー ヨンなどの繊維を組み合わせ,それぞれの特徴をうまく利用して発熱保温性や吸 きゅう 汗 かん 速 そっ 乾 かん 性 せい を高 めた肌着などは人気が高い。 これらの衣類には,肌触りのよい A が直接肌に触れる部分に使われている。 A は 優れた吸湿性をもつため,人間のからだから発せられた水蒸気が液体の水に変化し,その際に熱 を発することにより暖かさを感じる。 B は通常よりも繊維の1 本1 本を極めて細く加工することにより,繊維の伱 すき 間 ま により多 くの暖かい空気をたくわえることができるようになる。このようにして保温性が高められた B は,体温や凝縮熱により暖められた空気をしっかりと保持することができ,さらに,速 乾性に優れた C を組み合わせることにより,からだを冷やしてしまう汗も速やかに乾かす ことができる。 このようにして3 種類の繊維の特徴をうまく組み合わせることにより,優れた発熱保温性や吸 汗速乾性をもつ機能性衣類がつくられるのである。
問1 下線部ポリエステル,アクリル,レーヨンの総称として正しいものを,次の1 ~4 のうち から一つ選べ。
- 1 動物繊維動物繊維は羊毛や絹など動物由来の天然繊維を指す語で、化学的に合成・加工されるポリエステル・アクリル・レーヨンには当てはまりません。
- 2 化学繊維ポリエステル・アクリルは石油などを原料とする合成繊維、レーヨンは木材パルプなどを原料とする再生繊維で、いずれも化学的処理でつくられるため、まとめて化学繊維と呼ばれます。
- 3 植物繊維植物繊維は木綿や麻など植物由来の天然繊維を指す語で、化学的に合成・加工されるポリエステル・アクリル・レーヨンには当てはまりません。
- 4 再生繊維再生繊維は天然の原料を化学的に処理してつくる繊維のことで、レーヨンは当てはまりますが、石油などを原料に合成するポリエステルやアクリルは合成繊維であり再生繊維ではありません。
解説
正解は2です。ポリエステルとアクリルは石油などを原料に人工的に合成した合成繊維で、レーヨンは木材パルプなどの天然の原料を化学的に処理してつくる再生繊維です。これらはいずれも化学的な処理によってつくられる繊維であるため、まとめて化学繊維と呼ばれます。動物繊維(羊毛・絹など)や植物繊維(木綿・麻など)は天然繊維に分類され、これらとは区別されます。再生繊維はレーヨンなど一部のみを指す語であり、3種類全体の総称にはなりません。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00018.htm)を加工して作成