問4 下線部地域的にみると地表に達する日射量が異なるに関し,図3 は緯度による太…
(7 ・8 のどちらか1 題を選び解答する) 太陽の活動と気象現象について,問1 ~問5 に答えよ。 太陽の活動は,現代のわたしたちの生活に影響をおよぼしている。地球では,太陽から出る莫 大なエネルギーの一部を受け取り,陸地や海があたためられ,気象現象が起きている。太陽放射 はたえず地球に降り注いでいるが,地球からもエネルギーを放出しているため,気温は一定に保 たれている。しかし,地域的にみると地表に達する日射量が異なるため,エネルギー収支はつり あわない。そのため,地球全体では日射量が多い地域から少ない地域へ,大気が循環すること で,エネルギーを運んでいる。
問4 下線部地域的にみると地表に達する日射量が異なるに関し,図3 は緯度による太陽放射の 吸収量と地球放射の放出量の分布である。図3 の説明として最も適切なものを,下の1 ~4 のうちから一つ選べ。
N 0° 10° 10° 20° 30° 40° 50° 60° 20° 30° 40° 50° 60° S0 吸収量と放出量(×102 W/m2) 図3
- 1 北緯60°付近の太陽放射の吸収量は,0°付近の吸収量の半分以下である。高緯度の吸収量は、赤道付近の半分以下になっています。
- 2 太陽放射の吸収量と地球放射の放出量は南北ともに10°で同じ大きさである。2本の曲線が交わるのは、10度付近ではありません。
- 3 高緯度地域では太陽放射の吸収量が地球放射の放出量を上回っている。高緯度では、放出量の方が吸収量を上回っています。
- 4 地球放射の放出量は,太陽放射の吸収量に比べ,緯度による差が大きい。緯度による差が大きいのは、太陽放射の吸収量の方です。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は1です。太陽放射の吸収量は、太陽の光が真上から当たる低緯度ほど大きく、斜めから当たる高緯度ほど小さくなります。図3を読み取ると、北緯60度付近の吸収量は赤道付近の半分以下になっています。2から4は、図の2本の曲線の位置関係や差の大きさと合いません。低緯度で余った熱が高緯度へ運ばれることも、あわせて確認しましょう。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00017.htm)を加工して作成