問2 下線部火山噴火について述べた文として適切でないものを,次の1 ~4 のうち…
(7 ・8 のどちらか1 題を選び解答する) 日本で起こる災害について,問1 ~問5 に答えよ。 自然は,豊かな大地を育む一方で,ときには甚大な災害をもたらす。日本列島はいくつかのプ レートに囲まれており,それらのプレートにさまざまな力が作用しあって,火山噴火や地震など を起こす。また,猛暑や集中豪雨などの気象災害も年々増えている。災害を予測することは難し いが,過去の事例などを参考に,できる限りの備えをしなければならない。
問2 下線部火山噴火について述べた文として適切でないものを,次の1 ~4 のうちから一つ選 べ。
- 1 火山噴火に伴い,大量の岩石や火山灰を含む高温のガスが高速で流れ下ることを溶岩流という。大量の岩石や火山灰を含む高温のガスが高速で流れ下る現象は火砕流であり、溶岩流ではありません。溶岩流は溶けたマグマそのものが流れ下る現象を指すため、この記述は誤りです。
- 2 溶岩ドームとは粘性の高いマグマが押し出されるようにして噴出することで形成される。溶岩ドームは、粘性の高いマグマが火口からゆっくり押し出されるように盛り上がってできる地形であり、この記述は正しい内容です。
- 3 マグマによって火山を形成する岩盤があたためられ,その間を通る地下水もあたためられることで温泉がつくられる。マグマの熱で温められた岩盤の間を地下水が通ることで温泉ができるという記述は、火山地帯に温泉が多く分布する理由として正しい内容です。
- 4 山体の膨張やマグマの上昇による火山性微動の観測などによって,火山噴火を予知でき山体の膨張やマグマの上昇に伴う火山性微動の観測は、実際の火山噴火予知に用いられている手法であり、この記述は正しい内容です。
解説
正解は1です。大量の岩石や火山灰を含む高温のガスが高速で流れ下る現象は火砕流と呼ばれ、溶岩流とはいいません。溶岩流は液体状に溶けたマグマ(溶岩)そのものが地表を流れ下る現象を指します。両者は成因も速度も異なり、火砕流の方が高速で移動し被害の範囲も大きくなりやすい点に注意が必要です。この記述は火砕流の説明を誤って溶岩流としているため、適切でないものとして正答になります。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00017.htm)を加工して作成