問3 下線部生物とも無生物ともいえないについて,その特徴として適切なものを,次の…
(5 ・6 のどちらか1 題を選び解答する) 身のまわりの微生物について,問1 ~問5 に答えよ。 微生物で最も多く存在している ア は,核やミトコンドリア,葉緑体などを持たない。 ア の多くは分裂によって増え,食品の製造に関係するものや病気の原因になるものもあ る。一方,ゾウリムシやアメーバなどは原生生物と呼ばれ,水中や土壌中に存在する。また,遺 伝物質はあるが,細胞構造を持たない イ は, ア よりも非常に小さく,生物とも無生 物ともいえない。
問3 下線部生物とも無生物ともいえないについて,その特徴として適切なものを,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。
- 1 非常に小さいものではあるが,光学顕微鏡で観察できる。ウイルスは細菌よりもさらに小さく、光学顕微鏡では観察できません。観察するには電子顕微鏡が必要です。
- 2 他の生物の細胞内でしか増殖できない。ウイルスは細胞構造をもたず、自分自身で代謝や増殖を行うことができません。他の生物の細胞内に侵入し、その細胞のしくみを利用することによってのみ増殖できます。
- 3 利用しにくい大気中の窒素を固定できる。大気中の窒素を固定できるのは、マメ科植物の根に共生する根粒菌などの細菌のはたらきであり、ウイルスの特徴ではありません。
- 4 光合成により有機物を生産している。光合成によって有機物を生産するのは葉緑体をもつ植物やシアノバクテリアなどのはたらきであり、細胞構造をもたないウイルスにはあてはまりません。
解説
正解は2です。文中の「イ」はウイルスを指します。ウイルスは遺伝物質をもつものの細胞構造をもたず、自分自身で代謝や増殖を行うことができません。他の生物の細胞に侵入し、その細胞のしくみを利用することによってのみ増殖できる点が最大の特徴です。そのため「生物とも無生物ともいえない」と表現されます。大きさも非常に小さく、光学顕微鏡では観察できず、観察には電子顕微鏡が必要になります。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00017.htm)を加工して作成