問2 下線部食品の製造に関係するものについて, ア の微生物の例として適切なもの…
(5 ・6 のどちらか1 題を選び解答する) 身のまわりの微生物について,問1 ~問5 に答えよ。 微生物で最も多く存在している ア は,核やミトコンドリア,葉緑体などを持たない。 ア の多くは分裂によって増え,食品の製造に関係するものや病気の原因になるものもあ る。一方,ゾウリムシやアメーバなどは原生生物と呼ばれ,水中や土壌中に存在する。また,遺 伝物質はあるが,細胞構造を持たない イ は, ア よりも非常に小さく,生物とも無生 物ともいえない。
問2 下線部食品の製造に関係するものについて, ア の微生物の例として適切なものを, 次の1 ~4 のうちから一つ選べ。
- 1 酵 母酵母は食品の製造に利用される微生物ですが、核をもつ菌類(真核生物)であり、核をもたない細菌である「ア」には当てはまりません。
- 2 コウジカビコウジカビは日本酒やみそなどの製造に利用される微生物ですが、酵母と同じく菌類であり、細菌である「ア」には当てはまりません。
- 3 ブドウ球菌ブドウ球菌は細菌の一種ですが、食中毒などの原因になることで知られており、食品の製造に利用される例としては適切ではありません。
- 4 乳酸菌乳酸菌は分裂で増える細菌の一種で、ヨーグルトや漬物、チーズなどの発酵食品づくりに広く利用されています。文中の「ア」(細菌)の例として適切です。
解説
正解は4です。文中の「ア」は細菌を指しており、分裂によって増える微生物のうち食品製造に利用されるものの例として乳酸菌が適切です。乳酸菌はヨーグルトや漬物、チーズなど発酵食品づくりに広く使われる代表的な細菌です。一方、酵母やコウジカビは核をもつ菌類(真核生物)であり細菌ではなく、ブドウ球菌は食中毒の原因になる細菌である点に注意してください。同じ「発酵」に関わる微生物でも、分類やはたらきが異なります。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00017.htm)を加工して作成