問4 健康なヒトの空腹時に保たれている血糖濃度〔mg/100 mL〕として最も適…
(5 ・6 のどちらか1 題を選び解答する) ヒトの生命現象について,問1 ~問5 に答えよ。 ヒトが光を受容する感覚器は眼である(図1 )。対象物からの光は角膜を通り,虹彩の間の瞳孔 を通過して ア に達する。 ア で屈折した光が網膜上に像をつくり,網膜上の視細胞で 受容した光刺激が情報となり視神経を通じて大脳に伝えられることで視覚が生じる。網膜の中心 部には視細胞である錐 体 細胞が集中して存在する部分があり,この部分を イ という。また, 網膜に分布する視神経の細胞が伸びて集合し,眼から出ていく部分があり,この部分を ウ という。この部分には視細胞が分布していないため,光刺激を受容することができない。 角膜 虹彩 毛様体 網膜 視神経 ア イ ウ 図1 ヒトの血液に含まれるグルコースは血糖と呼ばれ,生命活動の主要なエネルギー源となる。血 糖濃度の変動は脳の一部やすい臓で感知され,食後は一時的に高くなるが,それ以外のときの血 糖濃度はほぼ一定の値に保たれている。図2 は血糖濃度の調節を模式的に示したものである。 エ オ カ すい臓 血糖濃度の 低い血液 血糖濃度の 高い血液 A細胞 B細胞 血糖濃度を 上昇させる 分泌 分泌 促進 促進 分解 合成 グルコース 細胞 血糖濃度を低下させる 図2 表は健康な成人男性における,食事開始から180 分後までの血糖濃度の変化を示したものであ る。 表
問4 健康なヒトの空腹時に保たれている血糖濃度〔mg/100 mL〕として最も適切なものを,次 の1 ~4 のうちから一つ選べ。
- 1 約50約50では低血糖にあたり、正常な値ではありません。
- 2 約100健康なヒトの空腹時は、およそ100 mg/100 mLに保たれます。
- 3 約150約150が続く場合は、正常な値とはいえません。
- 4 約200約200が続く場合は、糖尿病が疑われる値です。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は2の約100です。健康なヒトの空腹時の血糖濃度は、血液100 mLあたりおよそ100 mgに保たれています。食事のあとは一時的に上がりますが、インスリンのはたらきによってもとの値に戻ります。1の約50では低血糖、3の約150や4の約200が続く場合は糖尿病が疑われる値になります。単位が血液100 mLあたりであることにも注意しましょう。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00013.htm)を加工して作成