問4 この実験をしているとき,次のA,Bのように実験を行った。それぞれの熱平衡の…
(1 ・2 のどちらか1 題を選び解答する) 熱とエネルギーについて,問1 ~問5 に答えよ。 金属の比熱容量(比熱)を調べるために,次のような実験を行った。断熱容器に200 g の水を入 れて一定時間経過後,温度を測ると35 ℃であった。そこに85 ℃に熱した100 g の金属を入れ 1 秒ごとに水の温度を測ったところ,図1 のように38 ℃で一定となり熱平衡となった。熱の移 動は水と金属との間のみで行われるものとする。 温度〔℃〕 経過時間 熱平衡に達した時間 図1
問4 この実験をしているとき,次のA,Bのように実験を行った。それぞれの熱平衡の温度を 用いて金属の比熱容量を求めたとき,実際の値と比べてどのように見積もられるか,正しい ものを下の1 ~6 のうちから一つ選べ。
A:85 ℃に熱した金属を室温20 ℃の室内に30 秒間放置してしまった場合 B:温度測定の間隔を2 秒ごとに温度を読み取った場合
- 1 A:大きくなる B:小さくなる熱が逃げれば熱平衡の温度は低くなるので、比熱容量は大きく見積もられません。
- 2 A:小さくなる B:大きくなる読み取る間隔を変えても熱平衡の温度は変わりません。
- 3 A:大きくなる B:変わらないBは変わらない点は正しいものの、Aは小さく見積もられます。
- 4 A:小さくなる B:変わらない熱が逃げたAは小さく見積もられ、読み取り間隔を変えたBは変わりません。
- 5 A:変わらない B:小さくなるAでは熱が逃げるので、結果は変わらないとはいえません。
- 6 A:変わらない B:大きくなるAもBも、見積もりの変化の説明が当てはまりません。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は4です。Aのように85 ℃の金属を30秒放置すると、その間に金属の熱が空気へ逃げてしまいます。水に移る熱が少なくなるので熱平衡の温度は低くなり、その値から計算した比熱容量は実際より小さく見積もられます。Bの温度を読み取る間隔を2秒ごとに変えても、最後に落ち着く熱平衡の温度そのものは変わらないので、求める比熱容量も変わりません。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00013.htm)を加工して作成