問3 ボールAとボールBがハンマーのする仕事から得た熱の量の大小関係について適切…
(1 ・2 のどちらか1 題を選び解答する) 熱の性質とエネルギーについて,問1 ~問5 に答えよ。 図1 のように,質量と大きさが等しい2 種類のボールAとボールBを,同じ高さから落下させ て床で跳ね返らせると,ボールAはよく弾み,ボールBはほとんど弾まなかった。ただし,空気 抵抗の影響はないものとする。 ボールB ボールA 図1 図1 で落下させた2 種類のボールを図2 のように木材に固定し,それぞれをハンマーでたたく 実験を行ったところ,ボールAはハンマーの跳ね返りが大きく,ボールBはハンマーの跳ね返り が小さかった。 それぞれのボールをハンマーで50 回ずつたたいたとき,ボールAの温度はほとんど変化しな かったがボールBの温度はたたき始める前より高くなった。ただし,ボールAとボールBの比熱 (比熱容量)は等しいものとする。 木材 ボールB ボールA 図2
問3 ボールAとボールBがハンマーのする仕事から得た熱の量の大小関係について適切なもの を,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。
- 1 ボールAがハンマーの仕事から得た熱の量> ボールBがハンマーの仕事から得た熱の量温度が上がったのはボールBの方なので、多くの熱を得たのもボールBです。
- 2 ボールAがハンマーの仕事から得た熱の量< ボールBがハンマーの仕事から得た熱の量比熱が等しいので、温度が上がったボールBの方が多くの熱を得たことになります。
- 3 ボールAがハンマーの仕事から得た熱の量= ボールBがハンマーの仕事から得た熱の量温度の変化に差が出ているので、得た熱の量が等しいとはいえません。
- 4 ボールAとボールBがハンマーの仕事から得た熱の量の大小関係はわからない比熱が等しいと示されているので、温度変化の違いから熱の量の大小を判断できます。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は2です。ボールAとBは比熱が等しいと示されているので、温度がより上がった方が多くの熱を得たことになります。実験ではハンマーで50回ずつたたいたところ、ボールAの温度はほとんど変わらず、ボールBの温度は上がりました。したがってボールBの方が多くの熱を得たことになり、ボールA<ボールBとなります。よく弾むボールAはハンマーの仕事の多くをはね返す運動のエネルギーとして返すのに対し、弾まないボールBは仕事の多くが内部で熱に変わるためです。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00011.htm)を加工して作成