問5 下線部事実とは異なる感覚を生じるの現象として適切なものを,次の1 ~4 の…
(5 ・6 のどちらか1 題を選び解答する) ヒトの視覚と光について,問1 ~問5 に答えよ。 外界から入ってきた光は眼の A を通過し,瞳孔で光量が調節される。光は, B で 屈折し,網膜の視細胞で受容され視覚情報となる。視覚情報は視神経を経由して脳に伝わる。脳 では眼で見た物体は何であるか認識され,同時に様々な情報が処理される。このとき感覚器が異 常を起こしていないにもかかわらず,事実とは異なる感覚を生じることがある。
問5 下線部事実とは異なる感覚を生じるの現象として適切なものを,次の1 ~4 のうちから一 つ選べ。
- 1 光屈性光屈性は、植物が光の方向へ曲がって成長する性質です。ヒトの感覚の話ではありません。
- 2 明順応明順応は、暗い所から明るい所へ出たときに目が慣れていくことです。事実と異なる感覚ではありません。
- 3 光反射光反射は、光の量に応じて瞳孔の大きさが変わる反応です。正しく光に応じています。
- 4 錯視実際とは違う長さや形に見えてしまう現象で、事実とは異なる感覚が生じます。
解説
正解は4です。錯視は、実際の形や長さ、色とは違うように見えてしまう現象です。同じ長さの線が矢印の向きによって違う長さに見えるミュラー・リヤー錯視などが知られています。目からの情報を脳が解釈する過程で起こるもので、知っていても見え方は変わりません。ほかの3つは、いずれも事実どおりに反応するしくみで、感覚のずれではありません。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00010.htm)を加工して作成