問5 図2 では,Aの縦線の方がBの縦線よりも長く見えるが,実際には同じ長さで描…
(5 ・6 のどちらか1 題を選び解答する) ヒトの目の構造とはたらきについて,問1 ~問5 に答えよ。 図1 のア,イの瞳孔の状態 瞳孔の拡大と縮小 アは明るいとき,イは暗いときの状態である 角膜が行う アは暗いとき,イは明るいときの状態である 角膜が行う アは明るいとき,イは暗いときの状態である 虹彩が行う アは暗いとき,イは明るいときの状態である 虹彩が行う (株式会社第一学習社 「高等学校 改訂 科学と人間生活」(2017年)より)
問5 図2 では,Aの縦線の方がBの縦線よりも長く見えるが,実際には同じ長さで描かれたも のである。このような見え方を錯視という。錯視が生じる理由として最も適切なものを,下 の1 ~4 のうちから一つ選べ。
A B 図2
- 1 錯視は,視覚による情報を脳へ送る神経伝達の不具合によって生じる。神経の不具合ではなく、脳の処理のしかたによるものです。
- 2 錯視は,視覚による情報を脳が事実と異なるように処理することで生じる。脳が情報を解釈する過程で、実際と異なる見え方が生じます。
- 3 錯視は,身近な現象として知られるが,科学的には全く解明されていない。研究が進んでおり、全く解明されていないわけではありません。
- 4 錯視は,右眼と左眼の遠近調節の微妙なずれが脳に伝わって生じる。両眼の遠近調節のずれが原因ではありません。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は2です。目から入った情報は、そのまま意識されるのではなく、脳が過去の経験やまわりとの関係をもとに解釈して「見え方」をつくり出します。錯視は、その処理の結果として、実際とは違う長さや形に見える現象です。1の神経の不具合でも、4の遠近調節のずれでもなく、3のように全く解明されていないわけでもありません。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00005.htm)を加工して作成