よく冷えた飲み物の入ったコップを手で持つと、手が冷たく感じます。このとき、手とコ…
よく冷えた飲み物の入ったコップを手で持つと、手が冷たく感じます。このとき、手とコップの間で起こっていることとして、最も適切なものはどれか。
- ⑴ コップから手へ熱が移って手の温度はむしろ上がっており、冷たく感じるのは神経の思いちがいである。熱は温度の高い手からコップへ移ります。手の温度は下がっており、感覚が思いちがいをしているのでもありません。
- ⑵ 手とコップの温度はすでに等しくなっており、まわりの空気から冷たさが手に届いている。温度が等しければ冷たくは感じません。また、冷たさが空気から届くという考えも正しくありません。
- ⑶ コップから手へ冷たさが移っており、移ってきた冷たさによって手の温度が下がっている。移動するのは熱であって、冷たさという物が移るわけではありません。よくある誤解です。
- ⑷ 手からコップへ冷たさが移っていき、コップの中の飲み物はさらに冷たくなっている。移るのは熱であって、冷たさという物が移るのではありません。飲み物はむしろ手から熱を受け取ります。
- ⑸ 手からコップへ熱が移っており、熱をうばわれた手の表面の温度が下がっている。熱は温度の高いほうから低いほうへ移ります。手のほうが温度が高いので、熱は手からコップへ移ります。
- ⑹ 手とコップの間で熱は移っておらず、手の神経がコップの冷たさを直接感じ取っている。温度の違うものがふれれば必ず熱が移ります。感じているのは手の表面の温度が下がったことです。
解説
正解は⑸です。温度の違う二つのものがふれ合うと、熱は必ず温度の高いほうから低いほうへ移ります。冷たい飲み物の入ったコップと手では手のほうが温度が高いので、熱は手からコップへ移り、手の表面の温度が下がります。私たちはこの温度の下がりを冷たさとして感じています。冷たさという物が手に移ってくるわけではない、という点が大切です。
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