ヒトの体はもともと1個の受精卵ですが、細胞がふえるうちに皮膚や筋肉など、はたらき…
ヒトの体はもともと1個の受精卵ですが、細胞がふえるうちに皮膚や筋肉など、はたらきのちがう細胞になっていきます。このときのそれぞれの細胞のDNAとそのはたらきについて、最も適切なものはどれか。
- ⑴ DNAは食べ物からとり入れたものが、細胞ごとに書きかえられてできている食べ物のDNAが自分のDNAになることはなく、DNAは親から受けついだものです。
- ⑵ 皮膚の細胞にはDNAがなく、筋肉や神経の細胞がDNAをもっている皮膚の細胞にもDNAはあります。特定の種類の細胞がもつわけではありません。
- ⑶ 細胞の種類ごとにちがうDNAが配られ、遺伝子の数も種類ごとにちがう受精卵のDNAが複製されて受けつがれるので、どの細胞のDNAも基本的に同じです。
- ⑷ DNAは細胞がふえるたびに短くなり、体ができあがると消えてしまうDNAは複製されて受けつがれ、はたらき続けます。消えてしまうことはありません。
- ⑸ どの細胞でも同じ遺伝子がはたらいており、同じタンパク質をつくる同じ遺伝子がはたらくなら細胞のちがいが生まれないので、観察される事実と合いません。
- ⑹ どの細胞も同じDNAをもつが、細胞によってはたらく遺伝子がちがう細胞の種類はDNAのちがいではなく、その細胞で使われる遺伝子のちがいで決まります。
解説
正解は⑹です。ヒトの体の細胞は、もとの受精卵のDNAが複製されて受けつがれているので、どの細胞もほぼ同じDNAをもっています。それでも皮膚や筋肉のようにはたらきがちがう細胞になるのは、細胞によって実際にはたらく遺伝子がちがい、つくられるタンパク質がちがうからです。遺伝子の情報からタンパク質がつくられ、そのタンパク質が細胞の性質を決めています。
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