問4 コウキさんたちは,世界の人口・食料問題を調べ,これらを解決するための国際協…
地球的課題と国際協力に関して,問1 ~問4 に答えよ。
問4 コウキさんたちは,世界の人口・食料問題を調べ,これらを解決するための国際協力に興 味をもち,「コートジボワールにおける米の生産に,どのような支援が考えられるか」のテー マを設定し,ポスターを作成している途中である。コウキさんたちがポスターをより良くす るために話し合っている様子をまとめた会話文中の空欄 X Z に当てはまる記 号と語句の組合せとして最も適切なものを,あとの1 ~4 のうちから一つ選べ。
ポスター コートジボワールにおける米の生産に,どのような支援が考えられるか 資料8 コートジボワールの位置とコートジボワールの輸入額上位5 品目(2003 年,2020 年) コートジボワール (『世界国勢図会2023/24』などにより作成) 資料9 コートジボワールと日本の米の生産量と作付面積(2020 年) (「FAOSTAT」により作成) 資料10 コートジボワールと日本の米の1 ha 当たりの収穫量の推移 2020(年) (t) A B (「FAOSTAT」により作成) 資料11 資料12 (https://openjicareport.jica.go.jp/pdf/12357711.pdf により作成) 会話文 コウキ:資料8 のコートジボワールの輸入額上位5 品目には2003 年には米はなかった けれど,2020 年には5 位に米があることに気づきました。 アヤカ:コートジボワールは,なぜ米を輸入しているのでしょうか。 コウキ:コートジボワールでは,キャッサバなどが主食でしたが,近年は所得増加や食 生活の変化により米の国内消費が増加しているようです。一方で,米の国内生 産は伸び悩み,輸入への依存が高まっています。 ユキコ:米の自給率を高めていくために,どのような支援が考えられるでしょうか。 コウキ:コートジボワールの米の1 ha 当たりの収穫量の推移は,資料9 をもとに考え ると,資料10 の X となります。そのため,米の1 ha 当たりの収穫量を 増やすための支援が必要だと思います。 アヤカ:例えば,種子の品質が低いという課題には資料11 に示すような Y の研 修が,作業効率化の課題には資料12 の Z の研修が支援策として考えら れます。それぞれ説明文を加えて,ポスターに掲載するのはどうでしょうか。 ユキコ:そうですね。他にも持続可能な農業を推進する支援を考えて,みんなでポス ターをより良いものにしていきましょう。
| 品目(2003 年) | 億ドル |
|---|---|
| 原油 | 5.3 |
| 機械類 | 3.1 |
| 自動車 | 2.4 |
| 魚介類 | 2.0 |
| 船舶 | 1.7 |
| 品目(2020 年) | 億ドル |
|---|---|
| 機械類 | 16.7 |
| 原油 | 14.4 |
| 自動車 | 6.9 |
| 魚介類 | 5.8 |
| 米 | 5.5 |
| コートジボワール | 日本 | |
|---|---|---|
| 生産量(万t) | 148 | 1,046 |
| 作付面積(万ha) | 52 | 148 |
- 1 X:A Y:高収量品種の栽培 Z:農業機械の活用コートジボワールの1ha当たり収穫量は日本より低く、Aには当たりません。
- 2 X:A Y:農業機械の活用 Z:高収量品種の栽培記号も、課題と研修内容の対応も当てはまりません。
- 3 X:B Y:高収量品種の栽培 Z:農業機械の活用収量の低いBが該当し、種子の課題には品種、効率化には機械が対応します。
- 4 X:B Y:農業機械の活用 Z:高収量品種の栽培記号は正しいものの、課題と研修内容の対応が入れ替わっています。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。表はこのページに組み直して載せています。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は3です。資料9から、コートジボワールは日本に比べて作付面積のわりに生産量が少なく、1ha当たりの収穫量が低いことが分かるので、Xには低いほうの線であるBが当てはまります。またYは種子の品質が低いという課題への支援なので高収量品種の栽培、Zは作業効率化の課題への支援なので農業機械の活用が当てはまります。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00019.htm)を加工して作成