問2 シオリさんは,生活文化と歴史的背景とのかかわりについて興味をもち,ラグビー…
生活文化の多様性と国際理解に関して,問1 ~問4 に答えよ。
問2 シオリさんは,生活文化と歴史的背景とのかかわりについて興味をもち,ラグビーが各国 で普及した背景について調べるために,資料5 と資料6 を得た。会話文中の X と Y に当てはまる語句の組合せとして最も適切なものを,あとの1 ~4 のうちから一つ 選べ。
資料5 ラグビーワールドカップ2023 出場国・地域の人口とラグビー競技人口比率(2018 年) 国・地域名 人口 (万人) ラグビー 競技人口 比率(%) ヨーロッパ アイルランド 4.4 イタリア 5,929 0.2 イングランド 5,598 3.8 ウェールズ 3.4 ジョージア 0.4 スコットランド 3.4 フランス 6,750 0.8 ポルトガル 1,029 0.8 ルーマニア 1,958 0.3 ヨーロッパ出場国計 22,993 1.5 オセアニア オーストラリア 2,477 1.9 サモア 6.7 トンガ 55.0 ニュージーランド 3.3 フィジー 24.7 オセアニア出場国計 3,074 3.0 南アメリカ ウルグアイ 1.2 チリ 1,820 0.1 南アメリカ出場国計 2,167 0.3 アフリカ ナミビア 0.8 南アフリカ共和国 5,740 1.2 アフリカ出場国計 5,999 0.3 アジア 日本 12,521 0.2 注)・イギリスは,イングランド,ウェールズ,スコットランドに分けて表記した。 ・ラグビー競技人口比率は,国・地域内人口に占めるラグビー競技人口の割合を示す。 (「World Rugby Year In Review 2018」などにより作成) 資料6 イギリスとフランスの植民地(20 世紀初め)と2023 出場国・地域 アフリカ 東南アジア・オセアニア 会話文 シオリ:ラグビーワールドカップ2023 での熱いプレーを見て,とても興奮しました。ま た,よく耳にする国だけでなく,私にとってあまりなじみのない国も多く出場して いました。どのようなところでラグビーというスポーツが盛んなのでしょうか。 先 生:資料5 はラグビーワールドカップ2023 に出場した国・地域のラグビー競技人口比 率などを示しています。ここから,どのようなことが分かりますか。 シオリ:出場国・地域に限定すると,ラグビー競技人口比率が,最も高い国・地域は, X にあることが読み取れます。 先 生:そうですね。この国・地域では,ラグビーが国民的スポーツになっているのかもし れません。では,世界中にラグビーが普及した背景にはどのような要因が考えられ るでしょうか。ラグビーワールドカップ2023 では,南アフリカ共和国が優勝, ニュージーランドが準優勝しました。では,資料6 で南アフリカ共和国を含むアフ リカの出場国,ニュージーランドを含むオセアニアの出場国に着目してみましょ う。どのようなことが分かりますか。 シオリ:かつて Y の植民地になっていた国・地域が多いことが分かります。歴史的な 影響が考えられそうですね。
- 1 X:オセアニア Y:イギリス競技人口比率が高いのはオセアニアで、旧イギリス領に広まっています。
- 2 X:オセアニア Y:フランス地域は正しいものの、ラグビーはフランス発祥ではありません。
- 3 X:ヨーロッパ Y:イギリス競技人口比率はヨーロッパよりオセアニアのほうが高くなります。
- 4 X:ヨーロッパ Y:フランス比率の高い地域も、広まりの背景となった国も当てはまりません。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は1です。資料5で地域別の競技人口比率を比べると、ヨーロッパの1.5%に対しオセアニアは3.0%と高く、トンガやフィジーのように極めて高い国もあります。したがってXにはオセアニアが入ります。またラグビーはイギリスで生まれたスポーツで、資料6を見ると盛んな国の多くがかつてのイギリス領にあたります。Yにはイギリスが入ります。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00019.htm)を加工して作成